#020
今回もワークブックの取り組みにおける
姿勢について書いてみます◎
なおご紹介くださる場合は、
このページのリンクをお知らせいただけましたらと存じます。
(本文のコピーはできません©️)
*
ワークブックの取り組みに関する
6つの注意点を以前ご紹介しました。
1つめと2つめについては
こちらの記事で、
3つめと4つめについては
こちらで詳しく書きました。
今日は、5つめと6つめについて
丁寧に見ていきたいと思います。
注意点その5:
できているかどうかを自分で
判断することはできません。
注意点その6:
サボったり、嫌になったりしても
自分を責めず優しくありましょう。
ワークブックのレッスンに
取り組まれている方のなかで
時折上がる声として・・
「全然できている気がしないんですよね」
「これから先できる気がしないんですよね」
といったものがあります。
こうしたコメントがあったときに、
どういう状態が「できている状態」だと
思っておられますか?といった
質問をすることがありますが、
どなたのお返事も曖昧で、
どうも、なにか
目覚ましい変化を遂げることだったり、
大きな神秘的体験をすることだったり、
形レベルで喜ばしいことが起こることを
想定されているようなのです。
自分なりの手応えを求める思いについては
前回扱いましたので今日は触れませんが、
ワークブックの取り組みで
受け取れるものというのは、
こうしたこととは異なっていると言えます。
心のシフトを経験できるようになった、
その反映として
神秘的なことや形レベルの変化が
起こることはありますが、
それ自体は目的ではないということは
覚えておきたいところです◎
レッスンの指示の通りにできる/できない・・
これは明白ですね。
言われた通りにしたかどうかは
自分でわかることです。
でも、指示の通りに完璧にこなすことを
重視してしまうと、
ただ罪悪感を募らせてしまういっぽうで、
教えの主旨からズレていってしまいます。
真実、真の愛、神に対する抵抗によって
レッスンを指示通りにやらなかったり
サボったりするものなのです。
ですから自分を見張って厳しくせずに
優しくあることが大切です◎
『赦しのカリキュラム 奇跡講座について最もよく聞かれる72の質問と答え』
ケネス・ワプニック/グロリア・ワプニック著
中央アート出版社
こちらの本で、
「ワークブック」は、受講生たちにとって非常に私的な体験ですから、 それを練習するのに、 真に「正しい」方法や「間違った」方法といったものはあり得ない
と述べられている箇所があります。
また、ある意味、言えることとして、
「正しい」方法とは聖霊と共にワークブックを練習することであり、 「間違った」方法とは自我と共に練習することである
と書かれているところや、
「正しいやり方」とは、ワークブックを「間違ったやり方」で行い、 そのあと、自分自身を赦せるようイエスに助けてもらうことです。
と述べられている箇所があります。
自分を真の意味でゆるすこと、
そのためには当然、
自我ではなくホーリースピリットに
あるいはイエスに
助けを求めることが大切です。
ワークブックを通して練習することは
このこと、なのですよね^^
あなたには進歩と後退の区別もつかないのだから、自分でその計画の責任者になろうとしてはならない。あなたは自分の最も大きな進歩のいくつかを失敗だと判断したことがあるし、最も深刻な後退のいくつかを、成功だと評価したこともある。
(T-18.V.1:5-6/『奇跡講座 上巻』/中央アート出版社)
恐れの夢から幸せな夢へと
シフトしていくための道のりにおいて
自分でできているかどうかを
判断できると思わないことは、
とても大事なことだと言えます。
ワプニックさんは、自分は何も知らない、
理解していないという事実を
受け入れることが叡智の始まりであり、
自分が理解していないということを
自覚できることが進歩の証拠なのだ
といったことを述べておられました。
ちょっと実践してみて、
何かしら経験したことによって、
「ああ、もうわたしはわかった!
こういうことなのよ!」と考えたりしない、
学びの姿勢における謙虚さが重要です◎
50代以上の方で、
ご自身の年齢(人生の残り時間)を
気にされているからなのか、
多少奇跡を経験した段階で、
「わかってきたんです」
「真実って〇〇ってことですよね」
といったニュアンスのことを
話される方が少なからずいらっしゃって、
まるで、コースの教えを理解し、
充分なところまで到達したかのような
お気持ちになるようなのですが、
(でもきまって、そうした方みなさんに
当てはまることは、テキストを最後まで
精読したことがない方で・・)
コースで伝えていることは
そうしたレベルよりも
はるかに深い領域のことであり、
(テキストを精読されたことのある方や
ワプニックさんの書籍類で学ばれている方には
このことが伝わると思いますが)
おっしゃっていることの先がある/
奥があるというような話題になると、
がっかりされた感じになって、
「人生残り少ないのにそんなこと、
まだ先があるだなんて言わないでよ感」を
出される方がおられるのですが、(>_<)
今、何歳であろうと、
寿命がどのくらいであろうと、
そうしたことは
気にするところではありません◎
安心していただきたいです・・
キリストと神にとって、百年や千年や、数万年でさえも、何だというのだろう。
(T-26.IX.4:1)
と述べてくれていますから^^
50代でも、60代でも、
「自分はまるで理解していない」と
認めることは素晴らしいことです。
(屈辱的だと感じるのはエゴだけです)
コースは、生涯かけて学ぶものだと
言われていますが、
死ぬまで/死んだって
幸せを受け取れないということではなく、
学びのプロセスにおいて
何度でも、誰とでも、愛の贈り物を、
奇跡を受け取ることができますから、
この身体が何歳かなんて、
どうだっていいことですよね^^♡
「わたしは今回の人生で悟りました!」と
自慢することが
ゴールではないわけですし。笑
もう自分はわかってきた!
と勘違いしたり、
できているかどうか判断できると
思い込んだりすることなく、
いつでも、
「どうぞ教えてください」という心で
学びにオープンでいることによって
実践が深いものとなり、
真の理解に
到達することになるのですから、
その道のりを優しくガイドしてくれる
ホーリースピリット/イエスを信頼し、
先導してもらいましょう・.*
わたし自身、まだまだある意味で
新しい発見、気づきがたくさんあります◎
そして、それは、みなさんと一緒に
楽しく深めてゆくなかで
受け取らせていただいているものばかりです。
誰もが素敵なティーチャーであり、
救い主であり、兄弟だということ、
心はつながっていてひとつだということに
感謝する日々を過ごしています。
ワークブックの取り組みを
自我の目的で利用するのではなく、
聖霊の目的で実践できるよう
祈りの心で、ゆだねる心で、
「わたしは何もわかりません」という心で
一緒に続けていきましょう・.*
Blessings,
愛
2021/10/16配信
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*ヴェリテの学習会・セッション*
オンライン(Zoom)で開催しているものと、
大阪で開催しているクラスがあります。
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