『奇跡のコース』ワークブック・レッスンの気づきを綴っています
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Lesson343:わたしは、神の慈悲と平和を見いだすために、犠牲を払うことなど求められてはいません。
  
今日のレッスンで、「自分を持つ」というのは、防衛するということ、境界線を引き、分離を選ぶことであり、与えるというのは、「自分」を放棄することなのだと感じました。
 
自分を放棄するということが、エゴ(自我)にとっては犠牲に感じられることだけれども、放棄するこの「自分」とは、エゴと一体化した思い、エゴを教師とする心、自己と誤って認識しているこの身体、間違ったアイデンティティのことなのです。
 
放棄するというのは死を表すのではなく、境界線を引かない、分断しない、神からも、兄弟姉妹からも離れない、何の差異もないこと、ひとつであること、そのままにするということ。だから何も失わないのです。
 
犠牲については、レッスン322で振り返りをしました。
 
 
分離を選び、自己憎悪を抱き、罪悪感を隠し、投影し、つまり他者をジャッジ、攻撃することで押し込めた暗闇を感じないようにし、そうして暗闇があるかのように保ち続け、いずれ死ぬということを選ぶ。それが、「自分を持つ」ということの意味なのだと気づけば、どうして「個人の」幸福を追求しようなどと思えるでしょうか。
 
個人的な幸福というのは、矛盾しているのであって、それは実は苦痛(分離)を求めているのだから、そんなものは今すぐ放棄するほうがいいに決まっています。
ほんとうの幸福というのは、神がすでに与えてくださっているのでした。
それをまったく理解しておらず、分離という狂った考えをなおも抱き続けられると思い込んでいる者たちへ、救いの計画を与えてもくださいました。
 
神の約束は果たされます。
それは、すでに成就しているのです。
 
真に与えるというのは、間違った自己イメージを脱ぎ捨てること。自我を放棄すること。わたしが境界線を引かなければ、ほんとうの愛は、どこまで溢れ出て、光はどこまでも放射されて、ただ与え続ける、その喜びに満ちている、それを感じられるはずです。
 
与えることと受け取ることは同じ。
わたしのほんとうの幸福とは、どこまでも制限なく愛を差し出すこと、父のようであること、それだけなのでした。

欲しがること、手に入れることに一生懸命になることは、ほんとうの幸福に背を向けることなのだと思います。
何もしなくても、何も追い求めなくても、すでに与えられている。
それが真に理解できるようになるには、ただただ、喜びのなかで与えるのみです。
 
Blessings,
 
2019.4.8
 
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ワークブックレッスン日本語版は、
『奇跡のコース』のワークを学ぶ
ガイドブック13 サンシップ/
香咲弥須子/ナチュラルスピリットより
引用させていただきました。
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(ワークブックのレッスンでの気づきは、
4周目として取り組んでいるわたしの、
あくまでもごく個人的なものです)
 
 
 
A Course in Miracles(ア・コース・イン・ミラクルズ)には
テキスト編、ワークブック編、教師のマニュアル編があります。
日本語版は、中央アート出版、またはナチュラルスピリットから出ています。
 
ワークブックのレッスン内容の詳細については、ワークブック編をお読みください。
(こちらのブログでは詳細については記載しておりません)
 
 
 
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