paradise ——11月のおたより

秋のイベントでご一緒してくださいましたみなさま、ありがとうございました。
直接のご参加でなくとも・・心でご一緒してくださっていた大勢のみなさんにも感謝申し上げます。

この秋は、これまでにないほどの加速を経験しました。美しい奇跡を受け取ったり（いくつかのクラスでシェアした、”偉大なる父、偉大なる母”のエピソード、”キリストに育てられてきた”と悟ったという、例の体験です）、また別のときには、わたしにとっての「最後まで残っていた疑問」(これは復活に関することです)が解消され、ある意味での“終わり”を、完了を感じました。
　　

世界が、すっかり変わってしまいました。
地上が、天国の反映そのものとして感じられています。”ここにいるけど、ここにいない”という体験を夏に受け取ったときのことは、以前のおたよりで書きましたが、よりこの感覚が深まって、確かさが増して、今では、じっと座っているときだけでなく、道を歩きながらでも、“世界の終焉”という福音を経験できるようになりました。
もう、必要というものは——つまり欠乏というものは——どこにもなく、すべてが、“ある”のです（“nothing”だった世界が、“everything”に満ちているのです）。

この感覚を——今のわたしに見えている世界、この知覚の世界を１単語で表してみるなら、“paradise”（パラダイス）が最もしっくり来ます。”わたし”は、この世界（分離の世界）の住人ではなく、paradiseの住人となった（実はずっとそうだったということを思い出した）、という感覚です。
　

paradiseの住人であるということは、むろん、“世界の終焉”を受け入れたということにほかなりません。“世界の終焉”というのを、別な表現で言ってみるなら、それは、たったひとつの心が目覚めている状態のことです。“目覚め”というのは、ひとつの心のことを言っているのであって、まさか、「個人」が目覚めるなどということが、あるはずがありません。「個人」など、どこにもいない、存在していないのです。

paradiseの“発見”のプロセスに、わたしの場合は11年以上かかりましたが、“時間の短縮”という奇跡を何度も受け取って、より速やかに経験できる人がこの先どんどん増えるだろうと感じます。わたしたちの“結果は確実”であり、真の祈りを捧げる人が増えれば増えるほど、拡大されてゆくからです（“想念は与えられることで増大する”、“それらは信じる者が多ければ多いほど強化される”）。
　

私たちは、再び目覚めるためのプロセスを、いくつかの簡明な概念で始めることにしよう。

２想念は与えられることで増大する。

３それらは信じる者が多ければ多いほど強化される。

４あらゆるものは、何らかの考えである。

５それならば、与えることがどうして失うことに関連づけられるだろう。

T-5.in.2:1-5
emphasis mine
　

paradiseの“発見”に至るためのヒントとして、わかりやすい例があります。
先日、とある番組（オンライン配信されているものです）を見ていたら、スピーカーの女性が、discoverという単語について話されていました。

discover（発見する）という単語の成り立ちを見ると、おもしろいことがわかります。
disとcoverなんですよね。disは、否定の意味を持っているので、「〜でない」ということであり、coverは「覆い」ですから、discoverというのは、「覆いを取る」という意味なのだということを、その女性が説明されていました。

そのときわたしが思い出したのは、やはりここです（多くのコース学習者さんも同じ箇所を思い出すでしょうか）。