朝の6時頃になると蝉が世界中にhelloし始めるので、それで目が覚めた日が何度かありました。「おや、蝉さん、ありがとう」と、こんなふうにして目覚まし時計なしで起きられたことを——アラームに、時計2台とスマホ、タブレットが1台ずつあっても起きない(全く聞こえない)日があるわたしなのです——嬉しく思いました。とても爽やかな朝でした。

コースの学習を続けたことで感じられるようになったことは、あらゆることを柔和に受け止めることができる、ということです。蝉の声が「騒音」でも「残りわずかの命ゆえの合唱」などでもなく、“hello”(兄弟姉妹への心の挨拶、祝福の呼びかけ)なのだと感じられるようになるとは。

昔は、夏が苦手でした。夏休みはほとんど家にいてこもりきりで(ただでさえ引きこもり気質)、教師になったらなったで、ありがたいことに夏休みがあったので(1か月間、働いていないのにお給料が出るのです、私学の非常勤講師だったので随分ラクをさせてもらいました)、これまたほとんど引きこもっていたぐらいです。蝉の声は、聞いているだけで暑さが増すような気がしていました。出かけるのは夜ばかりで、飲んでばかりでした。
 

コースに出合って、人生がひっくり返ったなと思います。
今のわたしにとっては、まるで別の世界にいるような感覚がしています。あらゆる過去に対して、本当にそんなこと、あったんだろうかと思えます(実際、かなり多くの記憶が消えていってしまいました)。「夏が苦手なわたし」は遠のいて、今のわたしにとっては、夏は夏で楽しく、ちょっとお出かけしたり、旅行に行ったりもしました。全部、“同じこと”だからです。

いつ、どこで、誰と、何をすることになっても、全部、“同じこと”です。柔和に受け止められるのは、この世界には違いなどないからです。もし「差異」がリアルなものであったなら、柔和な心でいられません。本当は違いなどないから、すべて実在していないから、それを通り越えて、真に在るものに心を開いていられます。蝉たちの“hello”が、聴こえます。

  
ああ、わたしはここにいないんだ。
先日、美容院で感じたことでした。恍惚と言えるような、素晴らしく心地のよい、幸せな状態でした。
リタッチとカットをお願いし、毛を染めてもらってしばらく経った後、「洗い流しますね〜」と美容師さんが言いながら、わたしが座っている椅子をゆっくり左回りに回転させているあいだ、わたしは心の中で、「父よ、あなただけがゴールです。あなたのみもとに参ります。これだけだなぁ」と思っていました。

洗い流してもらっているあいだも祈りの中にいました。すべてを委ねる心です。シャンプーとトリートメントが終わって、また最初の場所に戻って座ったときに、すべての美容師さんたち、お客さんたちが、わたしに癒しの光をもたらしてくださっていることに、感謝の祈りを捧げました。すると、美容室全体が光に満ちていて——というより「美容室」などなくて、ただ光が、大いなる光線が放たれ続けていて——天国の喜びの中にいるような、とんでもなく幸せな心の状態になりました。

世界は終わっていて、何もかも消え去っていて、わたしはここにはいないんだ(この世界の住人ではない)ということ、この永遠の光とひとつのスピリットそのものだということを受け取ったのです。

これまでも、何度も“世界の終焉”を経験していますが(それは本当に静かで美しい、幸せな経験です)、ほとんどの場合は家で祈ったり瞑想しているときで、複数の人たちがいて話し声がしている美容院の椅子に座っているときに経験したことは初めてでした。話し声も消え去っていたし、人もいないのです。誰もいない。何もない。末吉愛もいない。ただ“わたし”は、得も言われぬ平安のうちにいました。“実在”に触れた気がしました。

 
あまりにも幸せで、ずっとこのままでいたいと思いました。イエスはずっとこの状態だったんだろうかとも思いました。
わたしは疑問が浮かんだら、イエスに質問するようにしています。自分で考えても仕方ないからです。考える時間が無駄なので、素直に尋ねます。

ただ、「あなたはずっとこの状態だったんですか?」というのは、質問ではないので(これは質問の形をとっているだけで、「そんなこと、不可能なのでは?」という疑念が含まれているので)、このようには尋ねません。

質問というのは、教わる姿勢でいなければ、質問にならないのです。単なる声明に、主張になってしまいます。
最近、インスピレーションを受け取って、素晴らしいお祈りのノートに出合いました。My Prayer Journalというもので、そこに「Lord teach me to」と見出しの付いた空欄があるのですが、わたしはそこに「どうぞ教えてください」の内容を書き込んでいます。イエスに教えてもらいたいことを書くのです。

イエスはすぐに答えをくれます。完璧に導いてくれます。ここ最近、聖なる瞬間がわたしのテーマで、美容院での体験も関連しつつ質問したら、時間のトリックからの脱却方法についてイエスが教えてくれました。ああ!そういうこと!と、わかっていたようで、わかっていなかった!と、とても楽しい気持ち、嬉しい気持ちになりました。

 

秋の東京セミナーのテーマも、インスピレーションによって決まったのですが、「幸せな夢〜Beyond the Body〜」、今回のセミナーでは、この時間のトリックからの脱却方法をシェアさせていただく予定です。肉体を超えること、時間を超えること、完璧に導かれ、幸せな夢として日常を経験していくことについて、みなさんと深めたいと思っています。

初の大阪セミナーのテーマは、「Mission〜ミラクルワーカーとして生きる〜」。これも、わたしの中で、力強いエナジーを感じているテーマです。自分を、みんなを「ただの人」扱いしないで、内なる聖性が放たれていくことを邪魔せずにいること、どこまでも拡がるさまを目撃し、個人の制限を超えていく経験をご一緒していけたらと思っています。

そうした人生へのシフトにおいて欠くことのできないものが、信頼です。
信頼が深まってゆくにつれて、奇跡をどんどん経験し、愛と癒しの贈り物を受け取る日々が続き、もうひとつの世界を生きられるようになります。このことは、八ヶ岳リトリートで、“経験”していただきたいなと思います。今回のテーマは、「信頼の深化〜兄弟と共に歩む〜」。寝食を共にする中で受け取る奇跡は、きっとずっとハートに残ることでしょう。ご自身がどれほど真に与えている存在なのかを、ご自分の真の価値を、2泊3日のリトリートで感じていただけたら嬉しいです。

今年の秋、いずれかでお会いできましたら嬉しいです。
わたし、ますます“本気”なのです。笑♡
この秋、一緒に羽ばたきましょう!

Blessings,

2023.8.2配信
(繋がってくださっている方に毎月お送りしています)

 

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8/8は「祈りの繋がり」の日です★
今回は問題解決に関するお祈り
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