#004
これまではテキストの読み方についてお伝えしてきましたが、
今回は学習の進め方について
整理して書いてみますね^^!
なおこちらをご紹介くださる場合は
このページのリンクをお知らせいただけましたらと存じます。
(本文のコピーはできません©️)
A Course in Miracles (ア・コース・イン・ミラクルズ)は
3部構成となっており、
・テキスト
・受講生のためのワークブック
・教師のためのマニュアル
この3つのパートに分かれています。
テキストは教科書であり、理論を学ぶためのものです。
概念についてしっかり把握していくことがポイントとなっています。
テキストは急いで読むものではなく、
間違って恐れを肥大させてしまわずに丁寧にその教えを受け取り、
ホーリースピリットに優しく導かれながら学ぶ必要があります。
基本的に、序文、第一章、第二章・・と順番に読み進めることが望ましいと言えます。
これは心を訓練するコースである。あらゆる学びは、注意力と何らかのレベルの学習を必要とする。このコースの後半には、最初の数章に深く根ざしている部分があるため、これらの章の注意深い学習を義務づけないわけにはいかない。また、あなたには準備のためにもそれが必要である。この準備なしでは、後に続く内容があまりにも恐ろしく思えてきて、それを建設的に用いられなくなるかもしれない。しかし、はじめの部分を学習していくうちに、後に詳しく述べられる内容を示唆する要点のいくつかが見え始めるだろう。
(T-1.VII.4 『奇跡講座 テキスト編』/中央アート出版社)
なお、ACIMの日本語訳には
『奇跡講座』、『奇跡のコース』、『奇跡の道』と3種類がありますが、
翻訳者が異なるという背景から3つの題名が存在しています。
日本語版に関してはこちらで詳しくご紹介しています。
ワークブックはテキストの内容を習得するためのものであり、
実践することに重きを置いています。
エゴ/自我の思考体系、知覚から、
ホーリースピリット/聖霊の思考体系、知覚にシフトできるように
心のトレーニングをしていきます。
ワークブックには365のレッスンがあり、
1日1レッスンずつ進んでいく構成となっていますが、
引き続き同じレッスンをしたい、役立つものだと感じられる場合は
1つのレッスンを数日かけても問題ありません。
ただし、1日に1つ以上のレッスンはしないこと、というルールはあります。
ワークブックにおいても焦る必要はなく、
1日に複数のレッスンをせずに、指示に従うことが大切です。
また、その日のレッスンを完璧にできなかったという後ろめたさや
自己否定感、罪悪感から、同じレッスンを続けてしまったり、
1からやり直そうとする必要はありません。
(※ACIMは自己を真の意味でゆるすための取り組みです)
「ワークブック」については、このカリキュラム を教える側面として意図されてはいないので、「テキスト」の場合に求められているようなやり方で読んだり学習したりする必要はありません。とはいえ、もちろん、そこに指示されている通りに練習する必要はあります。しかしながら、以上を踏まえた上で付け加えるなら、私たちは、人々が『奇跡講座』を勉強するにおいて自らの理解を強化するために、レッスンをひととおり終えた後のいずれかの時点で、「テキスト」の場合と同様のやり方で、「ワークブック」を注意深く読んでみるとよいだろうと思っています。多くの人々が、そこに見出すものに驚愕することでしょう。一年間の訓練プログラムでレッスンを行っていた時にはたやすく見過ごされていた深い教えが、そこに見出されるはずです。
(『赦しのカリキュラム 奇跡講座について最もよく聞かれる72の質問と答え』/ケネス・ワプニック、グロリア・ワプニック著/中央アート出版社)
(太字部分は見やすくするためこちらで変更しました)
こうしたことから、ワークブック4巡目はブログ記事にて、
5巡目はYouTube(音声)にて、学びを深めることを目的に分かち合わせていただいております。
なお、このテキストとワークブックは
それぞれ左右の車輪としてたとえることができるかと思います。
どちらか一方が欠けていると、ACIMの学びは身につきません。
詳しくはこちらの音声でご説明しております。
さて、最後は教師のためのマニュアルですが、
マニュアルは、生徒であると同時に教師でもある、
このカリキュラムのすべての学習者に与えられたガイドラインです。
質問に対して答える形をとったもので、
28の質問に関するイエスの説明と1項目の補足内容(その他のこと)が記されているほか、
ACIMにおいてよく使用されている用語の解説も加えられています。
質問項目としては、たとえば・・
一. 神の教師たちとは誰のことか
五. 癒しとはどのようにして達成されるのか
十. 判断は、どのようにして放棄されるのか
十八. 訂正はどのようにして行われるのか
二十四. 輪廻転生はあるのか
二十六. 直接、神に到達することはできるか
こうしたものがあります。
学ぶ順番については、学び手(わたしたち)に任されています。
ホーリースピリットの、またはイエスの導きを信頼し、進んでいくとよいでしょう。
この点について、マニュアルではこのように述べられています。
このマニュアルは、教師と生徒が尋ねるかもしれない質問のすべてに答えようとするものではない。実は、「テキスト」と「ワークブック」の中の主要な概念のいくつかの簡潔な要約という形で、比較的明解なものをいくつか取り上げているだけである。「テキスト」と「ワークブック」のどちらかの代わりとなるものではなく、単なる補足にすぎない。「教師のためのマニュアル」と呼ばれてはいるが、教師と生徒を隔てるのは時間のみであり、両者の違いはその定義から言っても一時的なものだということを、覚えておかねばならない。場合によっては、生徒にとって、この「マニュアル」を最初に読むことが役に立つかもしれない。あるいは、「ワークブック」から始めたほうがよい者たちもいるだろう。さらに他の者たちは、「テキスト」で、もっと抽象的なレベルから始める必要があるかもしれない。
(M-29.1 『奇跡講座 マニュアル編』/中央アート出版社)
(太字部分は見やすくするためこちらで変更しました)
ですから学習の進め方としては、「個々人に即したもの」(M-9.1:5,M-29.2:6)となっています。
どこからスタートしてもかまいません。
できれば、ワークブックに取り組む際は、
テキストを読み進めつつ、同時並行で学び、実践していくことで
かなり吸収されやすく、また、理解も深まりやすいと感じます。
ただ、最も気をつけたいことは、決して自分に厳しくしないことであり、
自分を責めたり、「できている/できていない」という判定を自分で下さず、
自分自身に優しくあることと、常にホーリースピリットの導きに任せるということです。
YouTubeではその辺りについてもお話している動画を上げておりますので、
参考にしていただけましたらと存じます。
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こちらもご活用ください◎
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2020/2/16配信メルマガ記事より
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