#036

ACIMはじめてさん向けコーナー

 

今回は、コースとの関わりについて
述べてみたいと思います。

なおご紹介くださる場合は、このページのリンクを
お知らせいただけましたらと存じます。
(本文のコピーはできません©️)


(奇跡のコース/奇跡講座ってなんですか?)

A Course in Miracles
ア・コース・イン・ミラクルズ、
『奇跡のコース』/『奇跡講座』の教えを

自分の日常に取り入れて
人生がうまく進んでいけばいいなと思っても
(きっと、「奇跡」という言葉に惹かれて)

期待したようにはいかないものです。

 

コースの本文の一部分を切り取り、
自分に都合よく解釈して
人生に取り入れようとしてもうまくいきません。

 
コースは、取り入れるものではないからです。
 
「取り入れる」というのは、
役立たせるという意味ですが
 
「ACIMを日常に取り入れてみよう」
というとき指しているのは、
 
「コースを部分的に活用してみよう」
ということでしょう。
 
けれどもア・コース・イン・ミラクルズは
部分的に活用するためのものではないので、
まず、うまくいきません。
 
 
4このコースは全面的に信じられるか、まったく信じられないかのいずれかである。5なぜなら、それは全面的に真実であるか、さもなければ全面的に誤っているのであり、部分的に信じるということはできないからである。6そしてあなたは、不幸から完全に脱出するか、まったく脱出しないかのどちらかでしかない。
 
(T-22.II.7:4-6/『奇跡講座 上巻』/中央アート出版社)
 
 
コースを部分的に取り入れてみようとする
つまり、コースを全面的に信じずに
都合よく切り抜いて役立てようとすることは
けっしてできません。
 
不幸から完全に脱出したいなら、
本当の意味で幸せになりたいのなら
全面的に真実であるということに
心を開いてみることです。
(最初は少しで構いません◎)
 
 
部分的に信じてみようとしても
不幸から完全に脱出することはできません。
 
 
コースは、取り入れるものではなく
生きるものなのです。
 
コースを生きること。
教えに心を開き、丁寧に取り組み、
何より「実践」を続けていくこと。
 
それによって、
人生が180度ひっくり返ります。
 
 
 
 
とりあえずワークブックを最後までやれば
願望実現しやすくなるのかしら。
 
人生で嫌なことが起こらなくなって
いっつもうまくいって、願いが叶って、
ハッピーに暮らせるのかしら。
 
 
そんなふうに期待しても、
コースに取り組めるようにはなりません。
 
 
 
他のことを学ぶにしても
同じことが言えますが、
 
「このメソッドが
わたしの人生を変えてくれるはず」
 
「この指導者のもとにいれば
わたしも幸せになれるはず」
 
「このセミナーに参加すれば
何か変化が起こってくれるはず」
 
こうした姿勢でいるうちは
何を試してもうまくいきません。
 
 
外側次第(相手次第、環境次第)で
ものを考えているからです。
 
だから・・何も変わりません(>_<)
 
 
職場を変えても、住まいを変えても
パートナーを変えても、習い事を変えても、
メンターを変えても、食生活を変えても、
真の意味では変わりません
 
ひとつ選んだそれを
部分的に信じようとする、
部分的に愛そうとするのではなく
 
全面的にコミットしたなら
いつ、どこで、誰と、何をしていようと
180度ひっくり返るシフトを経験できます。
 
それは、外側次第ではなく、
自分の心の決断次第です。
 
 
不幸なままでいる
(中途半端な人生のままでいる)か、
 
本当の幸せと平安に
心をオープンにして受け入れるか。
 
それを決めているのは自分だから。
ほかの何のせいでもないから。
 
 
全面的なコミットというのは、
人のせい、環境や社会のせいにせず、
過去世やらトラウマやらのせいにせず、
神のせいにせず、
 
何もわからなくても、
半信半疑でも、抵抗や恐れがあっても
 
それでも、わたしの幸せは
100%わたしの心の決断によるのだと
受け入れます、という誓いです。
 
 
コースを利用しようとするのではなく
コースの教えに耳を傾けてみよう、
ハートを開いてみようと思って関われば、
 
日常で感じられること、
見える景色が変わっていることに
気づけるようになります。
 
こうなったらいいなと思っていたよりも
遥かに素晴らしい贈り物を
受け取れるようになります。
 
なにしろ、
180度のひっくり返しですから♡
 
 
 

2鷲のように強力な力が自分に与えられているというときに、いったい誰が、雀の小さな翼で飛び立とうとするだろう。3そして神の贈り物が目の前に置かれているときに、いったい誰が、自我のみすぼらしい捧げ物を信頼しようとするだろう。

(M-4.I.2:2,3/『奇跡講座 下巻』/中央アート出版社)

 

まさに、この通りなのです。

取り入れよう、利用しようと考えず
触れてみよう、学ぼうとしてみましょう。

もちろん、少しずつでいいのです。
今は、全面的に信じられなくてもOK。

 

雀の小さな翼で
飛び立とうとすることをやめて、

鷲のように強力な力が
自分に与えられているということを
思い出したいです、

それを経験したいです、
愛の贈り物を受け取ります、と

わずかな意欲をもって
少しずつ取り組んでみましょう。

本当の幸せを、いま、決断しましょう

Blessings,

2022/5/28配信