『奇跡のコース』ワークブック・レッスンの気づきを綴っています
初めて読まれる方はこちら

 

Lesson225:神はわたしの父です。そして神の子は父を愛しています。
今日もとても深い一日でした。

今日の祈りの冒頭に

父よ、わたしは、わたしに対するあなたの愛をお返しせずにはいられません。

と書かれています。
 
あなたの愛をお返しする、とはどういうことだろうかと最初思ったのですが、祈りに入っていき、瞑想していたら、「お返しする」ということは、すべてのなかに神を見ることであり、いつも神のようであること、すべてに愛を惜しみなく与えることなのだと感じられました。
 
神の愛をお返しする日。朝、それを忘れまいと心にしみわたらせて、出かけました。
色々と愛を分かち合う機会がありましたが、今日の気づきのエピソードだけ、ここに記しておこうとおもいます。
 
 
今日はなぜか行きの電車を1本逃してしまい、あと10秒あれば乗れたはずだったという、わずかな時間差で乗り遅れ、帰りの電車(何時の電車に乗るかは決めていませんでしたが)も、ホームに着いたところでドアが閉まって発車してしまい、10分ほど待つことになりました。
 
 
行きも帰りも同じ状況になることは、とても珍しいこと(もしかしたら、初めてのことかもしれません)なので、ホームの椅子にゆっくり腰掛けながら、ここで受け取らせていただける学びは何だろうと思いました。
 
普通、こういうとき、アンラッキーなこととして捉えるのでしょうけれども、わたしにはそのようには感じられませんでした。すべてのことは、よきことのためにあるからです。すべてのことは、必然だからです。
 
 
学びを受け取りたいという気持ちで、到着した電車に乗り、座席に座りました。
すると、すっと言葉が降りてきたのです。さらさらと流れるように、聞こえてきました。
 
与えるためにここに置かれた、ということを受け入れることが、受け取ること。
 
 
電車に乗り遅れたのではなく、この時間の、この車両に乗ることになったのは、「与えるため」だということ。
神の愛を差し出すために、いま、ここにいるということ。
そのことを感謝の思いで受け入れることが、神の愛を受け取ることなのだ、という意味です。
 
わたしは電車に揺られながら、与えさせていただける機会が、ここにあるのだということを受け入れました。
 
 
次の駅で、多くの人が乗り込んで来ました。
わたしは隣に人が座りやすいように横に詰めたのですが、隣の若い女の子は、両肘を左右に突き出したまま携帯電話をいじっており、どうしてもわたしの腕と当たってしまう状態になりました。彼女はそれでも、そのままです。
 
ああ、彼女の神聖性を見させていただく機会が与えられている、と思いました。
 
目を閉じて、ホーリースピリットに祈ります。
彼女の美しさ、光、輝きを感じ、わたしはただしずかな気持ち、平和な心地になりました。
 
彼女は肘を張ったままだけれども、わたしは身体ではないということを感じたし、その状態には何の意味もないことを感じました。
 
かつての、若い頃の自分を、ゆるしたような気持ちにもなりました。
最初、ああ、彼女はわたしだと思えたのです。

周りが見えていなかったわたし、無神経だったわたし、非常識だったわたし。
けれどもそれは、どこにも、実在していません。幻想だったのです。

 
わたしの誤ったセルフイメージは、たくさんの過去は、実在してはいないということを、彼女が見せてくれました。彼女が教えてくれたのです。
 
数分のあいだに、わたしは神の愛を受け取らせていただきました。
 
 
与えるためにここに置かれた、ということを受け入れることが、受け取ること。
 
いつも、そうなのです。
どこにいても、誰といても、何をしていても。
 
そこにいるとき、「いま、ここで与えなさい」と言われているのだとおもいます。
 
 
何の因果で、ここにいるのか――たとえば職場、たとえば偶然座った場所、立ち寄ったお店――それを自分でこじつける必要はなくて、ただ与えるためにここにいる、ということを受け入れるなら、いつでも、どこでも、誰とのあいだにおいても、神の愛を経験できる、受け取らせていただけるのです。
 
何時何分の電車に乗ろうとも、どこの車両に乗ろうとも、そこが、「いま、与える場所」。「いま、置かれた場所」。
 
生まれた国も、両親も、進学先や就職先、パートナーとなる相手も。みんなそう。
与えるために、そうなった。与えるために、そこにいる。与えるために、出逢った。
 
神に与えられている愛を、惜しみなく差し出す喜び――。
これ以上の幸せがあるでしょうか。
 
 
神の愛をお返しするというのは、兄弟姉妹に愛を差し出すこと、分かち合うこと。
そのように感じた一日でした。
 
 
Blessings,
 
2018.12.11
 
‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
ワークブックレッスン日本語版は、
『奇跡のコース』のワークを学ぶ
ガイドブック9 祈りのある生き方/
香咲弥須子/ナチュラルスピリットより
引用させていただきました。
‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
 
 
(ワークブックのレッスンでの気づきは、
4周目として取り組んでいるわたしの、
あくまでもごく個人的なものです)
 
 
 
A Course in Miracles(ア・コース・イン・ミラクルズ)には
テキスト編、ワークブック編、教師のマニュアル編があります。
日本語版は、中央アート出版、またはナチュラルスピリットから出ています。
 
ワークブックのレッスン内容の詳細については、ワークブック編をお読みください。
(こちらのブログでは詳細については記載しておりません)
 
 
 
その他のレッスン記録についてはこちら
 
 
時折配信しています◎お気軽にご登録ください