近所の木々についた朱色と黄色の葉に、優しい秋の光が当たって、生き生きと輝いて見えるさまを見遣りながら、清里での3日間を思いました。

夏の山陰リトリートに続いて(メンバーはまた別ですが)、わたしにとっては2回目のリトリート。秋の八ヶ岳。テーマは「Eternal Life〜あふれる喜びを共に生きる〜」でしたが、終わってみてようやく、テーマとしてはっきりと聞こえてきた“Eternal Life”のメッセージを、受け取れたように感じています。

 

存在するように見えるが実は存在していないこの世界の中で生きるための、一つの生き方がある。

W-pI.155.1:1/『奇跡講座 下巻』
中央アート出版社
  

わたしはずっとこれを求めていて——それはすでに用意されているものだと気づきつつ、まだ確かな感覚、はっきりとした実感を持てずにいたのですが——、八ヶ岳リトリートを通して、明瞭になったように思います。

さまざまな言い方ができるでしょうけれど、たとえばそれは、one life(神と分かち合っている一なるいのち)を忘れずにいること、内なる聖性が放たれてゆくがままにすること(邪魔しない、ということですね)、同じいのちの輝きだけを見ること。

言語化すれば、「それはもう随分前から思っていたこと」になるのだけれど、わたしの中でとても深く染みわたってゆく感覚がしたのです。清里の、あの場所で。

 

12.私たちは神に向かって歩む。2立ち止まって、これについてよく考えてみなさい。3これ以上に神聖な道があるだろうか。あなたの努力と愛と熱意を傾けるに値するような道が、ほかにあるだろうか。4どんな道が、一切を超えるものをあなたに与えることができるだろうか。あるいは、それ以下のものしか差し出さずに神聖な神の子を満足させられるだろうか。5私たちは神に向かって歩む。6今、私たちの前を進む真理は神とひとつであり、神が常に臨在してきたところへと私たちを導いていく。7それ以外にあなたが選びたい道があるだろうか。

W-pI.155.12/『奇跡講座 下巻』
  

ありません。これだけです。

eternal life(永遠のいのち)を忘れずにいる心というのは、「神に向かって歩む道のほかに、わたしの選びたい道はありません」と言える心だと感じます。

出会うすべてのひとびとの中に、永遠のいのちの輝きを見られる幸せ。あふれる喜び。存在するように見えるけれども、実は存在していないこの世界の中で生きるための、一つの生き方。

「導きに従います」という心は、「わたしの努力と愛と熱意を傾けるに値する道は、神への道のほかに何もありません」という心。

 

 

みなさんの清らかさを通して、わたしが学んだことはそれです。みなさんから教わったもの、受け取った贈り物はそれです。

There is one life, and that I share with God.
God is my life. I have no life but His.
 

いのちは、こんなにも、美しい——。

Blessings,

2022.11.5配信
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