#002

ACIMなんでも質問コーナー

 

今回は、大阪府のヨッシーさんから
いただきましたご質問にお答えいたします。

 

■ご質問内容■==============

末吉様、こんにちは。
こちらにて質問させて頂きます。

奇跡講座のワークブックを5年ぶりに、やり始めたのですが、未だに聖霊のビジョンとか、神の子として見るということが、よくわかりません。

現在、レッスン29.『私が見ているあらゆるものの中に神がいる』とか、レッスン30.『私が見ているあらゆるものの中に神がいる理由は、神が私の心の中にいるからである』とかで、止まってしまいます。

私が聖霊のビジョンで他者を見るとか、神が私の心の中にいるといったものが、到底受け入れられません。

 

以前、ワークブックをやっててここら辺りの理解というか、体験、思考の逆転が起こらず、途中で辞めてしまった経緯があります。

外側、内側を見て丁寧に赦しをやってるつもりではありますし、ワークを実践したりテキストを読んだりしている時にスッキリしたり、良い気分になることは時々あったのですが、深い癒しという体験はありません。

分かりやすい変化が無く、やり方などが良く分かってないからではないか?とか、ワークをコツコツやる事か出来ていないからダメだと自分を責める思考が強く出て来ていたので苦しくなり以前、一回辞めてしまいました。

特に神という認識を受け入れる系のワークで強い抵抗があるようだと頭で分かってはいるものの、自分や他者は神の子であると言い聞かせてみても、それを超えた聖霊のビジョンには、一向にシフトしません。

 

聖霊と共にみるという事も体感としては良く分かりません。
結論としては分離や罪悪感を信じていて手放せないという事になるのでしょうが、やっぱりこの辺りで止まりそうです。

赦しはシンプルと言われますが、私には途方もなく難しく感じています。

とはいえ、奇跡講座に惹かれている自分もいて、YouTubeの動画を拝見し、分かりやすく実践、解説をされているでお聞きしてしたいと思いました。アドバイスやコメント等をいだだけると、助かります。どうぞ、よろしくお願いします。

 

==============

 

ご質問ありがとうございます。
お返事がかなり遅くなってしまい、申し訳ありませんでした。

いただきました内容について次の2点に関してお答えできるかと思います。

 

1)ワークブックの取り組みについて
2)ヴィジョンについて

 

1)ワークブックの取り組みについて
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

まず、ワークブックのレッスンをやっていく上で
とても大事なことは、

自分を責めたり否定する材料にしない
ということが言えると思います。

取り組んでみても手応えがない・・と
落ち込まれる方が多いようなのですが

コースの学びと実践は
とても長期的なものであり、

365のレッスンを終えたとしても
エピローグに
このコースは始まりであって、終わりではない
と記されています。

 

この世界が実在していて、
身体を自己だと認識してしまっている段階において

あなたは神の子だとか、神聖だとか
世界の光だと教えられても

簡単に、本当に、受け入れることは
まずできないものです。

簡単にできるのなら、
この世界に「来て」はいませんよね^^

 

ワークブックの取り組みというのは、
罪悪感や自己否定感を
さらに増幅させるためのものではなく

自分をゆるしていく(罪悪感を手放す)プロセス
ホーリースピリット(聖霊)の導きのもと
非常にゆっくり、緩やかに進んでいくためのものです。

 

ワークブックのレッスンに取り組みだして
レッスン29、30あたりで覚醒するということや
驚愕するような体験をする、ということは
基本的にはないと受け止めていてよいと思います。

ある日突然、すべてが変わる・・!というような
漫画の世界のようなこととは違って、

徐々に自分の心を観ることができるようになり
(自我は内観がキライなので、ほとんどの人はここで随分時間をかけることになります)

実は自我を教師として選んでしまっていて
自我の思考体系の通りに考え、行動していたと気づき
(この段階においても、非常に抵抗を覚えるものです)

 

苦しみの原因は外側にはなく、
自分の心の決断によるものだったと認め
(ここもとんでもなく抵抗するところです)

心の決断を変えることが幸せになることだと受け入れて
(ここも非常に葛藤するところです)

自我(エゴ)ではなく
ホーリースピリットを教師として選び直し
(みんなご存知、これがなかなか容易ではなかったりしますね、笑)

心を開き、静かに耳を傾けて
(ここは初期の頃はかなり恐怖を感じるところです)
 
ホーリースピリットが
もたらしてくれるものを受け取ります

 

この「受け取る」までの部分(青色細字の6つ)が
できていたら、ゆるしはなされ、奇跡をすんなり受け取れます。
ヴィジョンが見えます。

でも、くどいくらいカッコ書きしたので
気づいていただけたと思うのですが、
そこまでが、とんでもなく抵抗してしまうものなのですよネ。

 

ジーザスの教えに素直になれば、
確かにゆるしは簡単と言えますが

素直になるまでの道のりが
なかなか容易ではないということです。
(それだけ分離への信念、特別性への思い入れが強いのです)

 

コースの学びは一生かけてやるものですから
焦らないことと、
自分が期待する手応えを得ようとしないで、

つまり
自分で成し遂げようとしないで、

文字通り「すべて」を
ホーリースピリットにゆだねること
とても大事です^^

 

実感がなかったら、次のレッスンに
進んではいけない!などと
イエスは一切言っていません。

ワークブックの取り組みについては
最初のイントロダクションが
非常に重要ですので、再度読み返してみてくださいね。

イエスは、たった365日で
わたしたちが覚醒するとは
つゆほども思っていませんから、笑
力を抜いて、リラックスして取り組んでいきましょう◎

 

 

2)ヴィジョンについて
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

コースにおいて、光だとか
ヴィジョンといった言葉が使われているとき
気をつけたいことがあります。

それは、外側に見えるものではない
ということです。

肉眼とは何の関係もありませんから
どんなに目を細めても、逆に見開いても
見えることはありません。

また、オーラなどの
サイキックに関するものとも全く別です。

 

1つ重要なポイントとしては
裁きか、ヴィジョンか——。

このことであって、
裁いている=エゴを教師としているときに
光やヴィジョンが見えることはありません

頭で考えて、シフトできるのではなく
シフトというのは、
知覚の移行のことであり、
これは心の決断によるものです。

 

奇跡は、知覚の訂正のことであり、
知覚のシフトのことです。

自我(エゴ)の知覚から
聖霊(ホーリースピリット)の知覚へと
移行することを指しています。

 

ヴィジョンは、
ホーリースピリットを
教師として選ぶことによって
達成される心の状態のことです。

自我を教師としてジャッジしているときは、
つまりそれは闇を選んでいるわけですから
光、奇跡、ヴィジョンは見えません。

ホーリースピリットを教師として選び、
ゆるしのまなざしで知覚すること
ヴィジョンを見るということです。

 

つまり練習したいことは、

目を凝らすことでも、
あれこれ自分で分析したり
考えたりすることでもなく

ホーリースピリットを選ぶ
ということ、
この心の決断です。

 

ホーリースピリットを選ぶ

言葉にすれば、あまりにも簡単ですが

(コース学習者のみなさんなら
感じてきたはずですが)

非常に難しく思えることですよね^^;

 

なぜなら、
ホーリースピリットを導き手として
選ぶということは、

自分は何もわかっていないし
自分は間違っているし
何も判断できないし

これまで学んできたことはみな
真実ではなかった
認めることだからです。

自分の考え、価値観を、
怒りの感情を
正当化することはできないと
認めることだからです。

 

もしほんの一瞬でもできたら、
ホーリースピリットを選べたら

その一瞬に
深い愛が流れ込んできます^^

流れ込んでくる・・というより
本当は最初からあったのだと知れる、
というほうが正確ですが。

 

学び始めの頃は、

・ちょっとスッキリする
・少し気持ちが落ち着いた
・不安がマシになった気がする
・大丈夫という感じがした

そうした些細な感覚かもしれません。

でも、そうした経験を
丁寧に、大切に受け取っていきたいものです。

 

びっくりアンビリバボー体験!は
怖がっている心の状態のときには
まず間違いなく起こりませんから、
ある意味、安心していていいのです。

それに、そういう神秘的な体験が
優っているだなんてことはありません◎

 

心の経験は、
その人の心の進み具合(たとえて言うなら、です)に
よります。

その人の、心の開き具合による、
という意味です。

 

恐れが光のもとに運ばれて(ゆるしを選んで)
溶けてゆくにつれて
もっと、もっと、実感できるようになります。

実感すること自体がゴールではないのですから
そこに躍起にならないことです^^

ゴールは、まず心の平安であって、幸せであって、
ゆるしのまなざしで
見られるようになるうちに

いずれ天国へ帰るときがやってくる・・わけですから

自分に厳しく鞭打って、
ワークブックに取り組むことはやめましょう◎

 

何も欲しがらないでみてください

何も要求したり、欲しがったり、
ゲットしようとしなければ

つまりエゴを教師にしなければ

最初からそこにあった奇跡に、
初めから待っていてくれた愛に
気づけるようになります・.*

今まで見えなかったものが
見られるようになります。

この、ある意味非常に長い道のりを
リラックスして
自分に優しくありつつ
自我を笑い飛ばしながら緩やかに
進んでいきましょう。

 

学びへの、まっすぐな思いを
深く受け取らせていただきました。

ありがとうございます。

お仲間として、
ふるさとへ帰る道をご一緒に‥☆

Blessings,

 

みなさんお気軽にお寄せください
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2020/4/1配信メルマガ記事より

 

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