#017

ACIMはじめてさん向けコーナー

 

今回は、学習においてやりがちで
気をつけたいことについて書いてみます◎

なおご紹介くださる場合は、
このページのリンクをお知らせいただけましたらと存じます。
(本文のコピーはできません©️)

A Course in Miraclesは、
テキスト・ワークブック・マニュアルの
3部構成になっていて、

どこから学ぶかはそれぞれなのですが
(導きに基づいて選ぶ・・のですが)、

ワークブックから取り組まれる方が
多いようです。

(テキストの学びと同時進行、ということももちろんあります)

 

これは心を訓練するコースである。

(T-1.VII.4:1/『奇跡講座 上巻』/中央アート出版社)

 

コースは心を訓練することで
学びを深めていくものであり、

自我(ego)ではなく
聖霊(Holy Spirit)を選ぶ練習

裁きではなく
ゆるしを選ぶ練習を重ねていきます。

ワークブックは、テキストの内容を
「実践」するためのものですよね。

 

心の取り組みなので、
内側を見ることが大切なのですが

学び始めの頃に勘違いしがちなことは、
自分を見張ってしまう、ということです。

自我の思考体系を選んでいるのだと
気づけるようになることは
とても大事なことなのですが、
(認識できなければ、手放したい気持ちになれないからです)

自我(エゴ)を悪だとみなして、

自我の考えになっていることを
悪いこと、いけないことだと捉え、

自我を教師にしている自分を否定したり
責めたり、落ち込んだりしがちです。

 

心を見る」というのは、
エゴを選んでいないか見張って、
自我を選ぶ自分を鞭打つことではありません

また、自分なりに
分析することでもありません

心理分析することは、求められてはいません。

求められていることは、
たとえばテキストのこの箇所に
はっきりと述べられています。

 

聖霊があなたに求めるのは、ただ、あなたが錠をかけて聖霊から隠してきたすべての秘密を、聖霊のもとに運ぶことだけである。2聖霊にすべての扉を開きなさい。そして闇の中に入り、そこを明るく照らすように頼みなさい。3あなたから頼まれれば、聖霊は喜んで中に入ってくる。4あなたが聖霊の前に闇を顕わにすれば、聖霊は闇に光をもたらす。5しかし、聖霊には、あなたが隠すものを見ることはできない。6聖霊はあなたのために見るのであり、あなたが一緒に見ない限り見ることはできない。

7キリストの心眼(ヴィジョン)は聖霊のためだけのものではなく、あなたと共にいる聖霊のためのものである。8だから、あなたの暗い秘密の想念のすべてを聖霊のところに運び、それらの想念を聖霊と一緒に眺めなさい。9聖霊は光をもち、あなたは闇をもっている。10あなたたちの両方が一緒にこの二つを見るとき、それらは共存できない。11聖霊の判断が必ず優勢となり、あなたが自分の知覚を聖霊の知覚に合一させるとき、聖霊は自らの判断をあなたに与えてくれるだろう。

(T-14.VII.6/『奇跡講座 上巻』/中央アート出版社)
(読みやすくするため、改行を入れています)

 

分析するのではなく
観察することが大切だと言われますが、

観察(心を観る)というのは、
自分ひとりでやることではなく

愛のない考え、自我の思考、
裁きの想念たち

ホーリースピリットに差し出して
一緒に見てもらうことです。

 

具体的にどうすることなの??と
思われるかもしれませんが、

ワークブックの初めのほうのレッスンには、
かなり具体的な指示が書かれています。

自我の考えを丁寧に見る方法は
レッスン5、6や8などで練習することになり、

レッスン21:
私はぜひとも別な見方でものごとを見たい
というレッスンでは

かなり具体的に当てはめて
取り組むよう述べられています。

4.攻撃的な考えがとる形を心の中に探し、それぞれの形を心にとどめながら、次のように言う。     

2私はぜひとも、別の見方で[ 人の名前 ] を見たい。
3私はぜひとも、別の見方で[ 具体的な状況 ] を見たい。    

5.できる限り具体的に表現するようにする。2たとえば、あなたは、特定の人の特定の性質に自分の怒りの焦点を合わせていて、その怒りがその側面だけに限定されていると信じているかもしれない。3あなたの知覚がこのような形で歪曲されているようなら、次のように言う。    

4私はぜひとも、別の見方で [ 人の名前]の [ 具体的な性質 ]を見るつもりだ。

(『奇跡講座 下巻』/中央アート出版社)

 

どこをどう読んでも、自分を見張ったり、
自己流で分析したりするような指示は
書かれていないのですが、

学び始めの頃は誤解して
やってしまうものなのですよね、(>_<)

 

でも、ワークブックのレッスンに
書かれていることに忠実になれば

自分では手応えがないとしても
(取り組みに抵抗があるとしても)

心のトレーニングができるように
なっていきますから、
安心していてください^^

自己流は要注意です。
他の心理学系、スピリチュアルな教えと
混ぜないでください。
(混ぜて歪めることは、時間の無駄遣いになってしまいます)

 

書かれていることに忠実になる練習は、

自我の「自分でやりたい」欲求
脇に置いて、

一歩退く練習(ものすごく大事です!)、
ホーリースピリットにお任せする練習
なっているのです。

こうして練習していくことによって、

自分を見張るのではなく
自分の心をホーリースピリットと共に
優しく観察することができるようになり、

意味のない自我の考えが取り消され、
(はじめから実在していないとわかり)
愛のまなざしで見られるようになります。

愛のまなざしで、ヴィジョンで見るなら、
この世界には苦痛も罪も恐れもないことがわかり、
心の繋がり、通い合いが感じられます。

この世界は幻想、夢だとは言っても、
自我の悪夢ではなく
幸せな夢が、見られるようになるのです。

ゆるしの心がどこまでも拡がっている、
美しい世界です。

それを、みなさんと一緒に
目撃したいです・.*

Blessings,

 

2021/8/15配信

 

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