『奇跡のコース』ワークブック・レッスンの気づきを綴っています
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Lesson332:恐れはこの世界を束縛します。ゆるしはこの世界を解放します。
  
恐れと世界について、まず振り返ってみます。
 
恐れと愛だけが、あなたが抱くことのできる感情である。そのうちの一つは否定から作り出されたので、偽りである。そして否定は、否定されているものの存在を信じることで成り立っている。恐れとは、それが根底に隠している信念の明確な肯定であり、恐れをそのように正しく解釈することで、あなたは恐れを無用にし、それにより、恐れの有用性という知覚を崩しているのである。…(中略)…愛を隠蔽することだけが恐れの目的であった。あなたが愛の面(おもて)にかけていたベールは、消え去ったのである。

(『奇跡講座 テキスト編』T-12.I.9/中央アート出版社)
 
 
愛と恐れをともに住まわせることのできる家はない。その二つは共存できない。もしあなたが実在するのなら、恐れは幻想に違いない。そしてもし恐れが実在するのなら、あなたはまったく存在しないということになる。

(『奇跡講座 ワークブック編』レッスン160/中央アート出版社)
 
 
世界は神に対する攻撃として作り出された。それは恐れを象徴している。そして、恐れとは、愛の不在以外のなんだろうか。だから世界とは、神を締め出せる場所、神の子が神から離れていられる場所となるためのものだった。…(中略)…私たちは世界を救わなければならない。死にゆくものとして作り出されたものが永遠の生命(いのち)を取り戻せるようになるためには、世界を作り出した私たち自身が、キリストのまなざしを通して世界を見なければならない

(『奇跡講座 ワークブック編』パート2:3.世界とは何か/中央アート出版社)
 
 
この世界とは、攻撃を大切に保持しながら、自分の無垢性を証明しようとする試みである。その失敗は、あなたが理由もわからずにいまだに罪悪感を感じているということにある。

(『奇跡講座 テキスト編』T-26.VII.12/中央アート出版社)
 
 
私の幼子よ、恐れることはない。あなたの世界を奇跡によって優しく照らしてもらいなさい。そして、小さな隔たりがあなたと兄弟の間を遮断するかに見えたその場所で、彼につながりなさい。そうすれば、病気はもはや原因をもたないものとして理解されるだろう。癒しの夢は赦しの中に存在しており、あなたが一度も罪を犯さなかったということを優しく教えてくれるだろう。奇跡は、罪悪を証明するものが後に残り、一度も存在したことがないものの証人をあなたのもとに連れてくることがないように、そうしたものを少しも後に残さない。

(『奇跡講座 テキスト編』T-28.III.8/中央アート出版社)
 
 
 
愛か恐れか。抱ける感情はこのどちらか。2つを同時に選ぶことはできない。

もし恐れを選ぶなら、自分が神の子であるということを否定しているのだし、つまりは神を否定していることになる。
完璧である神は、愛そのものである神は、恐れを知らないのだから。
 
恐れを選ぶということは、神に対する攻撃として作った世界を選ぶということ。こんな場所を、リアルだと思い込むということ。
この世界を、地獄として生きるという選択をしたということ。
 
 
けれども、愛を選ぶなら——。
「赦しは愛の地上的な形」とワークブックで述べられていたように、ここでは、それはゆるしを選ぶということ。
 
そうすれば、この世界が地獄ではなくなって——そもそも神からの分離など一度も起こってはいないのだから、一度も罪を犯さなかったのだと思いだされて、罪悪感は跡形もなく消えて——ほんとうの自由を感じられる。
 
 
囚われの身である(被害者である)と見ることをやめて、間違っていたのだということを素直に、そして喜んで受け入れ、ホーリースピリットに訂正をお願いするなら、最初から何もなかったという奇跡を見せてもらえる。
 
 
今日のレッスンでは、愛と優しさのなかで、訂正の責任、救済の責任を受け入れようと思えました。
 
Blessings,
 
2019.3.28
 
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ワークブックレッスン日本語版は、
『奇跡のコース』のワークを学ぶ
ガイドブック12 創造の海へ/
香咲弥須子/ナチュラルスピリットより
引用させていただきました。
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(ワークブックのレッスンでの気づきは、
4周目として取り組んでいるわたしの、
あくまでもごく個人的なものです)
 
 
 
A Course in Miracles(ア・コース・イン・ミラクルズ)には
テキスト編、ワークブック編、教師のマニュアル編があります。
日本語版は、中央アート出版、またはナチュラルスピリットから出ています。
 
ワークブックのレッスン内容の詳細については、ワークブック編をお読みください。
(こちらのブログでは詳細については記載しておりません)
 
 
 
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