『奇跡のコース』ワークブック・レッスンの気づきを綴っています
初めて読まれる方はこちら

 

Lesson311:わたしは、すべてのものを自分の望むとおりのものとして判断しています。
  
丁寧に読み、じっくり感じていきたいレッスンです。
うんうん、わかってる、などと言って、そそくさと通り過ぎようとせずに。
 
判断は、真実に対抗するために使う武器として作り出されました。それは、判断される対象を切り離し、まるで別個のもののように区別します。それからその対象を、あなたの望むとおりのものに仕立て上げます。それは、全体を見ることはできないので、自ら理解できないことに判断を下します。それゆえ、誤った判断をするのです。

 
判断に関しては、テキスト、ワークブック、マニュアルのすべてにおいて述べられており、わたしには判断ができないこと、判断とはそもそもホーリースピリットの機能であること、自我の判断はすべて間違っているということはすでに学んできました。
 
見るという行為は、自分の見たいように見るということであり、自分の都合によって真実を歪曲するということなのです。
 
自我(エゴ)を観察しているとおもしろいのですが、自分にとって都合の良いように——それはたとえば、今日は快晴だから、昨日尋ねた質問の答えはOKということよね、などと勝手にポジティブに捉えるといった“明るい”判断だけではなく、自分が被害者でいられるというエゴらしい“メリット”ももちろん含まれます——見ていることを、必ず正当化しようとします。
 
自分はいかに正しいか、そして往々にして、相手がいかに間違っているかを説明したがるのです。自分の頭の中で。
その正当化の材料、論拠となるものは、ひとつには、まず、肉眼で「見えた」のだからそうなのだ、疑いようがないではないか、確かに○○は起こったのだから!という、五感を当てにするものであり、その次に挙げられるものとしては、自分のこれまでの体験、世間でよく言われていること、道徳観、情報、そうしたもので無理矢理こじつけた考えです。これは要するに、「過去」を論拠としている、ということ。
 
どうかしている。笑
論拠が五感、過去だというのは、あまりにも滑稽。
これで、ほんとうに、「わたしは正しい判断ができる」などと言えるだろうか。
 
 
なぜ、自分は正しいということを証明したいのか。
どうしてそこから離れないのか。
 
心をしずかにさせると気づくのは、自分で勝手に決めたアイデンティティを死守したいのだ、ということです。
やはり、ここにたどり着きます。
 
 
たとえば、誰かが迷惑なことをしてきたとして、「迷惑行為はやめてほしいから、相手に注意すべきだ」と考えたとしても、その判断は間違っているのです。
 
何が間違っているのかと言うと、被っていると考えたこと、自分が外側に左右されるものだと決めていること、自分を弱く、傷つけられることがあり得る存在だとみなしていることです。
 
つまり、「わたしは神の子ではない」という判断、「この人は神の子ではない」という判断が間違っているということです。
罪があり、分離があると見たことが間違いなのです。
 
それはつまるところ、神を否定しているということです。
 
 
もう、そのようなことはしたくない。
誰も彼もが、神の子なのだということを、ほんとうに思いだしたい。
 
あなたが我が子として創造されたその人のあるべき姿は、あなたの愛にお任せします。

 
 
数日前から少し戸惑いを感じることがあったのですが、ホーリースピリットに預けると、しずけさのなかで、ただ自分のほんとうの思い、奇跡衝動(心のつながりを思いだしたい、ひとつであることを経験したいという願い)に気づくことができ、今日はその「しるし」を確かに経験することができました。
 
知覚が変わると、映し出されるものも当然変わる。わたしの判断を取り下げて、ホーリースピリットにお任せするなら、ほんとうのことが自然と表現されてゆく——。
今日も深く学ぶことができました。すべてに感謝します。
 
 
Blessings,
 
2019.3.7
 
‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
ワークブックレッスン日本語版は、
『奇跡のコース』のワークを学ぶ
ガイドブック12 創造の海へ/
香咲弥須子/ナチュラルスピリットより
引用させていただきました。
‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
 
 
(ワークブックのレッスンでの気づきは、
4周目として取り組んでいるわたしの、
あくまでもごく個人的なものです)
 
 
 
A Course in Miracles(ア・コース・イン・ミラクルズ)には
テキスト編、ワークブック編、教師のマニュアル編があります。
日本語版は、中央アート出版、またはナチュラルスピリットから出ています。
 
ワークブックのレッスン内容の詳細については、ワークブック編をお読みください。
(こちらのブログでは詳細については記載しておりません)
 
 
 
その他のレッスン記録についてはこちら
 
 
時折配信しています◎お気軽にご登録ください