#009

学びのわかち合いコーナー

 

前回に続き、祈っても変わらない理由について
書いてみたいと思います。

なおご紹介くださる場合は、
このページのリンクをお知らせいただけましたらと存じます。
(本文のコピーはできません©️)

  

 

祈りというのは、おまじないではないし
気休め程度に唱えるというものでもありません。

A Course in Miracles(ACIM/コース)は
基本的にはテキスト、ワークブック、
マニュアルの3部構成となっていますが、

その後、『精神療法』と『祈りの歌』が
書き取られました。

 

この小冊子『祈りの歌』は

『奇跡講座』の出版直後からすぐに広まり出した誤解を正す目的で書かれた

ものであり、

「聖霊に祈れば何でも叶えてもらえる」といった「魔術的な」祈りの理解が広まりつつあったことに対する警鐘として

書き取られたものです。

(『奇跡講座 マニュアル編』邦訳について/中央アート出版社より引用)

 

コースの教えが歪曲されて広められたり、

祈りについても、願望実現のためのものだと、
かなり誤解されて伝えられているようなので、

その勘違いのために
「祈っても変わらない!」と感じる人が
多いのかもしれません。

 

祈っても変わらないと感じる理由として
3つの誤解が挙げられるのでは?と思い、

1)原因に対する誤解
2)聖霊に対する誤解
3)目的に対する誤解

この3つをお伝えしました。

今日はこの3つめの
目的に対する誤解」について述べてみます◎

 

祈っても変わらないと感じる方に
ちょっと考えてみていただきたいことは・・

何のために祈っているのか
ということです。

よろしければ、わたしが直感で作ってみた
次の文の空欄を埋めてみてください。

ホーリースピリットに
差し出す(打ち明ける)気持ちで、
できれば紙に/スマホのメモ帳に
書いてみましょう◎

抽象的に書くのではなく
具体的に書いてみてくださね^^

 

わたしは________のことで困っています。

ですからわたしは________のために、

________について祈っています。

 

わたしが________について祈るのは、

________だからです。

 

________について祈ることによって、

わたしは________ことを期待しています。

 

 

 

 

・・いかがでしょうか、書いてみましたか?

1. 何について問題視しているのか
2. どうなることを解決だと思っているのか

そこから、
自分が祈る「目的」が何なのか見えますよね。

 

祈っても変わらないと思っているときに
上記のような掘り下げ(内観)をしてみて

最終的に見えてくる、祈りの目的は・・

不足を埋めるため
相手を変えるため

このどちらかではないでしょうか。

 

そして、祈っても一向に・・

その不足が埋められない
(欲しいものが手に入らない)、

相手が変わらないので
嫌になる、、、のではないでしょうか(>_<)

 

 

不足を埋めるため
相手を変えるため

この2つに共通するのは、

外側を変えることで
救われようとしている
ということです。

 

これが、自我(エゴ)の罠です。

「求めよ、されど見つけることなかれ」

(W-pI.71/『奇跡講座ワークブック編』中央アート出版社)

これは、テキストでも言及されている自我の命令です。

 

レッスン71では

自我による救済計画は、不満を抱くことを基軸としている。その計画は、もし誰かの言動が違ったものであったなら、またはもし外的な状況や出来事が変わっていたなら、あなたは救われるだろうと主張する。つまり、救済の源は常にあなたの外にあると知覚される。あなたが抱く不満はどれもみな一つの宣言であり、あなたが信じていることの主張であり、それは「もしこれがこうでなかったなら、私は救われるだろうに」と言っている。そうして、救済のために必要な心の変化は、あなた自身を除いたすべての人とすべてのものに対して要求される。

と述べられているし、

 

救済が絶対に見つからないようにするには、救済を探し求める努力をすべて、救済が存在しないところに向けること以上に確実なやり方はない

と、自我の目論見について書かれています。

 

結果を変えようとすることには意味がないのです。

このことは、すでに
「祈っても変わらない理由その1」で述べました。

 

目的の話に戻りましょう。

不足を埋めるため
相手を変えるため

つまり
外側を変えることによって救われるため 

この目的で何を祈っても
救われることはありません。

祈っても変わりません。

 

不足を埋めるため
相手を変えるため

この目的を心理的な角度で見ていくと・・

劣等感を拭い去りたい
無力感を打ち消したい
孤独感を取り除きたい

たとえばこのような思いがありそうです。

 

経済的な問題、能力に関する悩み、
肉体についての悩み、人間関係での問題、

こうしたものに潜んでいるのは・・

劣等感を拭い去りたい
無力感を打ち消したい
孤独感を取り除きたい

といった気持ち。

これらの気持ちによって、
外側を変えようとするわけですが、、、
それでは意味がないのです。

 

あまり稼げないことが問題なのではなく
それについて劣等感を抱いていることが問題。

老化/病気で好きに動けないことが問題なのではなく
それについて無力感を抱いていることが問題。

パートナーがいないことが問題なのではなく
それについて孤独感を抱いていることが問題。

 

というよりも、実のところ・・

自己否定感、自己嫌悪感、
劣等感、無力感、孤独感、

こうしたものをすでに持っているので、

経済的な問題、健康問題、人間関係の問題などを
生み出すのです。何でも問題視してしまうわけです。

これを変える気持ちがあるかどうかです。

 

自己否定感、自己嫌悪感、
劣等感、無力感、孤独感、、

コースではこれらを「罪悪感」と言いますが、

これを密かに抱くことをやめる、
放棄する気持ちがあるかどうか。

この点において祈ることが大切です。

 

唯一の有意義な祈りは、赦しを求める祈りである。なぜなら、赦された者は一切を有しているからである。ひとたび赦しが受け入れられたなら、通常の意味での祈りはまったく無意味となる。赦しを求める祈りとは、あなたがすでにもっているものを認識できるようになりたいという要請に他ならない。

(T-3.V.6:3-5/『奇跡講座テキスト編』中央アート出版社)

 

祈りと奇跡の実践クラスでは、
この「唯一の有意義な祈り」をおこなっています。

自分の心を観て、訂正を求める気持ちになり
そうして祈る・・この丁寧なプロセスを通して
自然と奇跡を受け取ることができ、

実生活においても明らかな変容を
経験されている方もおられます。

 

祈りをおまじないレベルで捉えて、
さっさとやって、ぱっぱと変わりたい!と
焦っている(自分の心を観ずにいる)と
何も変わらない・・と感じることになりますが

内観を丁寧にすることで
確かなシフトを実感できるようになります^^

そして、それが身についてくると、
丁寧なプロセスにも時間がかからなくなります。

初めのうちは、急がず、焦らず、ゆっくりと・・
ご自身の内側を、ホーリースピリットと一緒に
丁寧に観てくださいね◎

Blessings,

 

2021/2/20配信

 

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