A Course in Miracles(奇跡のコース/奇跡講座)の学びを深めるスクール

ACIM精読トレーニングクラス

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このクラスは、A Course in Miracles(『奇跡講座』)の本文(特にテキスト)を真の意味で読めるようになるためのアドバンスドクラスです。学び始めの方には、テキスト精読クラス等、他のクラスの参加をお勧めいたします

 

このクラスが生まれた経緯

10年以上、日本の「コース学習者」の方々と関わってきてわかったことの1つは、「コースを学習しています」と言いつつも、テキストは一向に読まない人や、「テキストを読みました」と言っていても、本文の意味(イエスが何を伝えてくれているか)を正確に理解しているわけではない人(「読む」=「文字を目で追うこと」だと勘違いしている人)がかなり多くおられるということです(読み方がわからないままの方が多くいらっしゃったことがわかった、という意味です)。

読みたいけど、読めない。理解したいけど、全然わからない。そういった状態にフラストレーションを感じたり、劣等感を覚えたりする人も少なくないようです。

最初の段階から理解しようとしても、うまくいきません。なぜなら、コースの言葉で言えば、初めは誰でも「レベルの混同」状態だからです。この勘違いが溶けていくまでは、「テキストは難解」だと思えることでしょう。ですから初めのうちは、ワークブックからスタートする人が多いようですが、それで構いません。

テキスト、ワークブック、マニュアルのどこからスタートするのかは、人それぞれです。これについてはマニュアルのセクション29で述べられています。“このカリキュラムは個々人に即したものとなっており、そのすべての側面が聖霊の特別な配慮と指導のもとにある”。ご自身の内なるガイドに助けを求めて、自然な流れに任せて学習を始めればよいのです(人によっては、先にコースを学習している、聖霊の声に耳を傾けている人を通して、どこからスタートするか、運ばれることもあるでしょう)。
 

最初はやりやすいところからになると思いますが、テキストを読むことを遠ざけていては、学びが進歩することはありません。また、「読む」と言っても、テキストの本を開いて、漢字・カタカナ・ひらがなを読める(声に出せる)状態がゴールなのではなく(それだけなら中学生でもできます)、人それぞれに段階があるとしても、最終的には、以下で引用するように、イエスが示している通りの意味で<読む>ことができるようになることが大切です。通読ではなく精読(careful reading)が必須です。

とは言え、それを自分ひとりで継続的にやっていくことは、ほとんどの人にとって非常に難しいことなのだと、学びをご一緒している方々からお伺いすることがあり、「本当に読めるようになりたい」と、真っ直ぐな思いと意欲を表明し、リクエストをくださった方からのお声がきっかけで(イエスに祈りました)、この新しいアドバンスドクラス、ACIM精読トレーニングクラスが生まれました。

 

 

 

 

テキストの重要性と読み方

ワークブックにだけ取り組んでいても意味がない理由は明らかですが、たとえばワークブックの序文にこのように述べられている箇所があります。

「テキスト」が提示しているような理論的基盤は、この「ワークブック」の演習に意義をもたせる枠組みとして必要なものである。

W.in.1:1/『奇跡講座 下巻』
中央アート出版社

いつまでもワークブックしかやらずにいるなら、学びはあまり進歩しないことでしょう。理論的基盤は必要だとイエスは言っています。ワークブックでの取り組みが、本当の意味で意義深いものになるには、テキストの理論的基盤の学習が欠かせないのです。

ですから、できれば、テキストを読むことと、ワークブックに取り組むこと、これを同時進行でやっていくことがお勧めです(時間がどうしても取れない生活、お仕事の方は無理のない範囲で、内なるガイドに頼って、少しずつ続けてみましょう)。

 

そして、テキストを「読む」と言っても、ただ文字を目で追っているだけでは深まりません。また、急いで最後まで読もうとしてもあまり意味がありません。テキストは、丹念に読むものです。テキストの中で、イエスがはっきりとこう述べています。

私たちは別な旅に出なければならない。そして、あなたがこれらのレッスンを丹念に読んでいくなら、あなたの旅支度の助けとなるだろう。

T-4.in.3:11/『奇跡講座 上巻』
emphasis mine

「丹念に」と訳されていますが、英文では“carefully”と記されています。テキストは注意深く読むものであって、早く読めばいいというものではありません。また、誰かに対して競争心を抱き、慌てているのだとしたら、そこに費やす時間はほとんど無駄になってしまうことでしょう。

コースの教師であるロバート・ペリーさんは、コースの主要な教訓は、「ゆっくり、注意深く、繰り返し読むこと、そしてその内容について考えること」だと述べておられます。これは、ロバート・ペリーさんの持論ではなく、イエスが言っていることを元におっしゃっていることです。

 

 

このコースの後半には、最初の数章に深く根ざしている部分があるため、これらの章の注意深い学習を義務づけないわけにはいかない。

T-1.VII.4:3
emphasis mine

ここでの「注意深い学習」という表現は、英語で“careful study”となっています。

ただ読む(read)だけでよしとするのではなく、読むと言っても「丹念に読む」(“read these lessons carefully”)ことが重要であり、イエスがreadという単語だけでなくstudyという単語も使って、コースを学習するように、勉強するように言っている箇所があることからも、コースの本文をただ通読しているだけではゴールを達成することはできない、ということがわかります。

 

『天国から離れて』(中央アート出版社)で、ケネス・ワプニックさんはこのように述べています。

出版された「テキスト」第一章の最後に置かれている二つの段落は、心の鍛錬という『コース』の目標(ゴール)を達成するためには『コース』を勉強する必要がある、と述べている・・(中略)・・・イエスは再び、教師が授業中に学生たちに向かって、与えられた教材を勉強するようにと説諭するがごとくに、ヘレンとビルに口述記録を勉強するようにと特に要請している

emphasis mine
 

こうしたところからも明らかなように、ヘレンがイエスの声を書き取ったもの(口述記録)、今のわたしたちにとっては、A Course in Miraclesとして出版されているもの(『奇跡講座』/『奇跡のコース』)、特にテキストを勉強することは必須のことなのです。

ちなみにこのワプニックさんの言葉の部分でも、studyという単語が使われています。

The final two paragraphs currently at the end of the first chapter, dealing with the need to study the Course to accomplish its goal of mind-training, originally appeared in the midst of a discussion that came at this point in the dictation. Jesus was again specifically urging Helen and Bill to study the scribal notes, just as teachers would urge their students to study the material given to them in class.

Absence from Felicity: The Story of Helen Schucman and Her Scribing of “A Course in Miracles”
Kenneth Wapnick Ph.D.
 

 

イエスは、ヘレンの口述筆記の中で、このように語っています(日本語訳は『天国から離れて』より引用)。

ビルは、非常に賢明にも、二人ともこのコースを真に学習することを自分たちの目標(ゴール)に定めるべきだ、と提案した。誰であれ、このコースに合格したいと思う学生であれば、この決断の賢明さを疑わないだろう。

“Bill has very intelligently suggested that you both should set yourself the goal of really studying for this course. There can be no doubt of the wisdom of this decision, for any student who wants to pass it.”
 
Absence from Felicity: The Story of Helen Schucman and Her Scribing of “A Course in Miracles”
Kenneth Wapnick Ph.D.

 

ここではビル・セットフォードがヘレンに言った提案に対して、イエスが、賢明な決断だと言っているわけですが、このあたりからも、もしこのコースにpass(合格)したいのであれば、受動的になっているのではなく、“really studying “、本当に勉強する必要がある(ゆっくりと注意深く読み、繰り返し読み、イエスのメッセージを真に受け取る必要がある)ことが窺い知れます。

 

 

ACIM精読のポイント

コースの本文を本当に丹念に読もうと思ったら、いくつかの重要なポイントに留意しておかなければなりません。

わたしが精読を試みていく中で気づいたことがあるのですが、のちに、ロバート・ペリーさんも同じことをおっしゃっていることがわかりました(詳細については、このトレーニングクラスでお伝えしていきます)。

ワプニックさんも述べられている点は、コースの本文で、イエスが文字通りの意味で言っているところと、メタファーで述べている箇所と両方ある、ということです。これがわかっていなければ、いつまでも、コースを誤解し続けます。

また、通読したことがある方はお気づきの通り、指示語(指示代名詞)がかなり多く出てきます。これを適当に読み流していては、いつまで経っても文脈が理解できません。簡単にどこを指しているかわかる箇所と、ややわかりづらいところ、結構難しい箇所があります。

他にも気づけることは、イエスはかなり多く言い換えをしており、さまざまな表現で同じことを伝えている、という点です。同じセクション内で、1つのことを説明するために、いくつか言い換えた表現で繰り返し語ることが多いのです。

読んでいけばわかりますが、イエスの説明の仕方には興味深い、ある規則性があります。これに気づけると、コースの文章が読みやすくなることでしょう。

少し挙げただけですが、他にも精読(careful reading)をする上で大事なポイントがあります。これらのポイントを押さえていけば、誰でも読めるようになります。

もちろん、<真に読む>上で重要なことは、<実践>です。教えを適用することで、イエスが何を言っているのか、その意味が真に受け取れるようになります。

これは概念を弄ぶコースではなく、概念を実際に適用するコースである。

T-11.VIII.5:3

5あなたがすべての状況の中により多くの共通の要素を知覚するようになるにつれて、聖霊の導きによる訓練の転移が頻繁になり、普遍化されるようになる。6次第に、あなたはそれをあらゆる人と物に対して適用できるようになる。その適用性は普遍的だからである。7これが達成されたときには、知覚と智識はあまりによく似たものとなるため、それらは共に神の法則の統一性を共有することになる。

T-12.VI.6:5-7

このためのトレーニングを、このクラスにおいてかなり密に行っていきます。

 

 

ACIM精読トレーニングクラスの主眼

オンライン(Zoom)にて行います。
前半はレクチャーで、後半がトレーニングです。

レクチャーパートで、精読の重要ポイントについてお伝えしていきます。かなり詳しく取り組んでいきます。
ワプニックさん、ロバート・ペリーさんが伝えておられることを元にお話したり、わたし自身が気づいたこと、蓄積してきたものについても出し惜しみなくお伝えします。

後半は、参加される方が実際に、該当箇所について分かち合う練習をしてみます。事前に精読するセクションを決めて、一段落ごとに参加者で割り振りをします。ご自身の該当箇所を予め、できる範囲でいいので精読しておき、クラスの当日にそのパートについて精読したことをシェアする、という形式を取ります。おそらくこれはかなり学びが加速すると思います。

ヴェリテの他のクラスは、わたしがかつて本文を精読したもの(精読ノート)を元に、その内容について分かち合わせていただいていますが、聞くだけであったり、いくつかメモを取るとしても、<自分のものになる>まで深まることはありませんが、実際自分が声を出して話してみること(これは、内なるガイドを通して伝えるトレーニングでもあります)で、全く予期していなかったことを体験するはずです。これは、ACIMに限って言えば、10年近く続けてきたからこそ、はっきりと確信を持って言えることです。

要するに、この精読トレーニングクラスでは、コースの理論的基盤を深いレベルまで認識できるよう、歪曲せず本文に忠実になる練習をする、丹念に読む練習をすることと、実際に内なるガイドを通してイエスの教えを分かち合うことをやってみることで、コースの本文の内容、イエスが伝えていることの真の意味を<体験>する練習をする、ということです。

参加される方が、精読できているかどうかを判定する、ジャッジするための場ではありません。もし理解が及んでいないコース用語などあれば、詳しく丁寧にお伝えします。文脈がわからない箇所がある場合は、文脈をとる方法をお伝えします。指示語がどこを指しているのかわからない箇所があれば、正確にお伝えします。わからないことは、何でもお尋ねください。
 

これは非常に時間がかかることですが、わたしはこれを内なるガイドに導かれて、学びの初期から続けてきました。それによって非常に豊かな贈り物を受け取る経験を何度も重ね、コースの学びのゴールである、実相世界の達成が、遥か遠くのものだとは思えなくなり、イエスがコースにおいて定義している意味での「幸せな夢」を垣間見る経験、一定の期間しばらくその心の状態となっている経験も増えました。
“世界はとうの昔に終わっている”という、あの有名な一文が福音だと感じられ、イエスの“実証”を、“神の力が顕現される”のを、本当に目撃するようになりました。

YouTubeで動画を上げていますが、「とてもわかりやすい」、「テキストを読んでみようと思えるようになった」、「自分にも癒しが起こった」といったお声がたくさん届き続け、ヴェリテを訪れてくださる方が増え続けています。今となっては、わたしには、コースに出てくる意味での “聖餐(communion)”しか望むものはありません。

テキストをいい加減に読んでいたら、今のこの境地にはいません。これははっきりと言えることです。テキストを本当に読みたいと願う方、真の学習を望む方と、このクラスでご一緒できることもまた、必然の流れなのだと感じています。

 

 

参加資格

テキストを最初から最後まで通読したことがあり、ワークブックを少なくとも1巡したことがある方。

あくまでも「通読」ですのでご安心ください。
内容を理解していなくても、テキストをとりあえず最後まで読み進めたことがある方が対象です。

ヴェリテのオンラインサロンSonship*に入っておられる方は、今後もクラスに継続参加される場合、テキストを最後まで通読されていなくても、この精読トレーニングに参加していただけます。

精読の練習はこのクラスで仲間と一緒にやっていきましょう。

なお、テキストは『奇跡講座』を使います。
中央アート出版社のものをご用意ください。

※これからテキストを読む方には、テキスト精読クラスがお勧めです。

 

トレーニングクラスの開催

火昼クラス(13:00-15:00) 満員御礼
水夜クラス(21:00-23:00) 満員御礼

月1回Zoomにて行います。

<初 回> 2024年スタート
火昼クラス4/9、水夜クラス4/24です。
以降は参加された方にお知らせします。

いずれも少人数制のため、
先着6名に達した時点で締め切ります。

申し込みがあったタイミングと、
このページでの残席数表示に時間差が生じてしまい、

お申し込みを受け付けられない可能性もあります、予めご了承ください。

なお、この2クラス以外、今後の開催の予定はありません
ご縁のある方々との分かち合いを楽しみにしております。

オンラインサロンSonship*の
LINEオープンチャットにて先行のご案内をしましたので、
残席あまりありませんが、タイミングだと感じられた方はご連絡ください。

 

参加費
一般価格:1回 5500円
サロンメンバー:1回 3300円

継続的に取り組まないと効果がありませんので
少なくとも6回分のお手続きをお願いいたします。

※ご注意ください※
お振り込み後の返金はいたしておりません。
お手続き前でしたらキャンセル可能です。必ずご連絡ください。

欠席の場合は、後日ビデオ視聴(1週間の期限付)にてご受講ください。
振り替えはできません。ご了承くださいませ。

なお、無断欠席の場合はビデオ視聴はできません。
遅刻される場合も事前に必ずお知らせください

 

 

お申し込み方法

いつものinfo@のメールにご連絡ください。

ヴェリテのクラス参加が初めての方は
こちらの専用フォームからお申し込みください。
お問い合わせフォーム、LINEからはお受けしておりません

 

 

 

 

 

 

 

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