ACIM大阪セミナー2024

 

世界で広く知れ渡っている書籍
A Course in Miracles(ア・コース・イン・ミラクルズ)、
奇跡のコース/奇跡講座の学びを深める場として
今年もリクエストを頂き、大阪セミナーを開催する運びとなりました。
　

 

▶︎１. 2024年セミナーテーマ

末吉 愛・ACIM大阪セミナー

Union
〜特別な関係から神聖な関係へ〜

　
コースを学ぶことによって受け取れる鮮やかな変容は、人間関係のシフトです。これは著しい変化だと言えます。

“自我が始める関係はどれもみな特別”(T-15.VII.1:7)であり、「あなたとわたしは違います」という暗い誓いに基づき、相手とやり取りをしている状態（罪悪感・無価値感・欠乏感を相手に投影する状態）が、この世界での人間関係における「自然な」状態となっていたわけですが、

コースが伝える“真の赦し”に取り組むなら、“特別性”への執着が薄れていき、「あなたとわたしは分離しておらず、ひとつです」という、聖なる同意において、共に癒しの贈り物を受け取ることができるようになります。
 　

“特別性とは、自分以外のあらゆる人に対する信頼の欠如である。” (T-24.IV.1:1)
“肉体の目的が特別性以外の何であり得るだろう。” (T-24.IV.2:1)

自分を肉体と同一視し、分離した個別の存在だと信じているなら、誰との関係も“特別な関係”——誰のことも、本当の意味で信頼しておらず、相手と違っていたい、肉体同士の別の存在でいたい、そうして自分の中の暗闇を相手に投影することで自分を正当化して苦しみから逃れていたい、自分の欠乏感を埋めるために相手を利用していたいと目論み、実際そのようにはたらきかける関係——にしかなりません。

すべての苦しみは、それがどんな形を取ろうとも、“赦そうとしない思い”なのだとコースで述べられています。実のところ、赦しとは、自分の赦しのことであり、自分の心に、罪悪を、欠乏を、弱さを信じる思いがひとつもなければ、誰に対しても、何に対しても、不平不満を抱くことは決してありません。
　

コースを生きるということは、人間関係において、世界のあらゆることにおいて、思うことや感じることを抑圧して我慢し、自分が犠牲になること選んで善人のように振る舞うことなどではなく、

価値判断し、不平不満を抱かずにはいられない、その苦しみの原因レベルにまで聖霊(Holy Spirit)と共に下りていき、本当のところそこには実在性あるものは何もなく、本当に在るのは聖性であり、真の融合、その光と喜びと平安なのだということを、確かに＜経験＞していくことです。　

この真の＜経験＞は、けっして個人的に受け取ることはできません。“奇跡はあなたを兄弟とじかに結びつける”(T-1.II.1:6)のです。
わたしたちが本当に赦しを望むのであれば、兄弟との繋がりを思い出す奇跡——肉体のレベルから心のレベルへの移行——は必然のことであり、誰との出会いも“神聖な出会い”なのだということを実際に＜経験＞することができます。

 

ACIM(コース)には、テキスト・ワークブック・マニュアルの３部の他に、補助教材としての小冊子『精神療法〜その目的、プロセス、実践〜』と『祈りの歌』もあり、この『精神療法』(サイコセラピー)において、

“対人関係がもち得る目的として、聖霊を招き入れて聖霊自身の偉大な贈り物である歓喜を与えてもらうこと以上に、良い目的があるだろうか。”(P-1.2:1)

“理想的に言えば、精神療法とは一連の神聖な出会いであり、その中で、兄弟は互いを祝福し神の平安を受け取るために対面する。”(P-2.I.4:1)

このように述べられているところがあります。
　

2024年の大阪セミナーでは、コースにおける、真の意味でのサイコセラピーの実践に焦点を当て、特別な関係から神聖な関係へとシフトすることができるように、今までに以上に＜経験＞を重ねていくためのエッセンスを分かち合いたいと思っています（テキストで述べられているように、コースは“極めて実用的”であり、“具体的”なのです！）。

この“特別な関係”と”神聖な関係”については、コースのテキスト16章から24章にかけて詳しく扱われています。ワークブックでは直接的に言及されておらず、テキストのこの箇所を読まずに（他の箇所も含めて、ですが）何年もワークブックだけに取り組んでいても、まず、真の学びが深まっていくことはありません。

わたしたちに必要なのは、真の意味での“union”(融合)の体験です。
自我の思考体系や暗闇を分析しても、頭で赦しをやろうとしても、真のunionに至ることはできません。コースの学びのゴール、リアルワールド(実相世界)の達成を先延ばしにしてしまうだけです。

本当のところ、すでに為されたこと（“救済”、“贖罪”）を真に受け入れるには、実践を重ねること。これ以外にあり得ません。理論どまりにならずに、体験することです。
　

今回の大阪セミナーは、１年かけて密にみなさんと一緒に取り組んでいくプログラムとしてご用意することになりました。
9月のセミナーだけでなく、その後毎月続いていくサークル（ギャザリング）において、テキストでしか詳しく述べられていない、“特別な関係”と”神聖な関係”について集中的に学び、日常でサイコセラピーを実践し続けていけるように、ガイダンスに従って構成していきます。こうしたスタイルで、このテーマについて扱っていくのは、おそらく今回だけになるかと思います。

ぜひこの機会にご一緒いたしましょう！
コースを学び始めて間もない方も、どうぞお気軽にご参加ください。
誰も置き去りにされないコミュニティ、ACIMヴェリテで、あたたかなフレンズと共に歩んでいきましょう！

 

 

 

▶︎２. セミナー講師の紹介

  
大阪在住。
今年の秋でコースを学び続けて13年目。
カウンセラーとしては16年が経つ。
(プロフィール詳細はこちら)

 

 

 

 

▶︎３. 日時・開催形式

 

 

▶︎４. 会場と注意事項