8月の終わり頃から感覚に変化が起こり、9月になる直前で新鮮な気持ちにすっかり変わってしまうので、ちょうどその頃に手帳を買い替える、というのが、大学生の頃から長く続いていたことでした。

わたしが大学生だった頃は、9月始まりの手帳というのは売られていなかったので(いつからでしょうか、何年か前から、9月始まりの手帳が販売されるようになりましたね)、8月の後半という、なんとも中途半端なタイミングで、そのときの自分の感覚にぴったりな手帳を買って、新しいものに乗り換える、ということをしていました。

オンラインでの仕事がメインになってからは、zoomのリンクをappleカレンダーにそのまま自動で入力できる仕組みになっているので、しばらくデジタルだけでスケジュール管理をしていたのですが、今年の春から手書きの手帳も使うようになり、デジタルとアナログの両方のツールを使って日々過ごしています。

手帳って、いろんなものがありますよね。学校の教師をしながら心理カウンセラーとアロマセラピスト、小学生対象のアフタースクールの講師をしていた頃は、A5のシステム手帳が必需品でした。バーチカルタイプの、1日1ページのリフィルを使わないと、何をどうしていいのか全くわからなくなるので、マストアイテムだったのです。

システム手帳は、バイブルサイズを使っていたときもあるし、hb×wa5サイズの、正方形に近い形をした可愛い手帳も持っていますが、今のわたしにはしっくり来ませんでした。綴じ手帳も色々売られていますが、これ!というものがなく、数ヶ月、あれこれ実験していました。

複数のことについて毎日勉強をしているのでそのページも必要だし、コースの学びについての記録もつけたいし、仕事の予定も把握しておけるようなものとしてピッタリなものがあればいいなと感じていたのですが、夏にやっと見つかりました。
 

トラベラーズノートって、ご存知ですか?手帳好きの方なら、きっと知っておられると思うのですが、複数のノート(リフィル)をゴムで連結させて綴じることができる手帳です。「トラベラーズ」ノートなので、旅行者向け・・なのかもしれませんが、リフィルの種類は無地だけでなく、マンスリー、ウィークリーなどたくさんあって、お好みで選べます。使い方は自由。

わたしの場合は、travelerというより、journeyerの意味合いのほうが適切なのだと思いますが(何しろわたしは出不精なのです 笑)、心の旅人——“帰還の旅”、“距離のない旅”をする者——なので、Ministersリトリートから帰ってきて、しばらくしてからMinister’s Journalをつけるようになりました。

ちなみにわたしは赤色がピンときたので(「本家」には赤色はありませんでした)、そっくり版の赤色のカバーを買い、リフィルは本家のものや、サイズがちょうどピッタリな別のノートリフィルを買いました。
Minister’s Journalのノートのほかに、勉強用のノート2冊、マンスリー1冊、バレットジャーナル風に使って予定を管理しているウィークリー用のノートが1冊の、合計5冊を工夫して挟んで使っています(付箋、シール、咄嗟のメモ帳、暗記用赤シートなども収納しています)。

 

しばらく実験的に使ってみて、これでやっていくと良さそうだなと見えてきたのが8月の後半でした。なぜかわたしの場合は、8月末から9月に入るあたりが、「節目」になるようです(アメリカでは9月が新年度ですよね、そっちのほうがわたしには何故かしっくりきます——アメリカで暮らしたことなんてないのに 笑)。

この手帳の中に、クラフト紙のファイルを利用して掲示板コーナーのような箇所を作り(好きにカスタマイズできるところがこの手帳の素晴らしいところです◎YouTubeでさまざまな方がそれぞれの使い方を公開してくれています)、そこに、「今月のコミットメント」を書いたメモ用紙を貼っています。毎日それを見て、祈りの心、静かな心、委ねる心でコミットしています(コミットメントは、もちろん、コースの箇所を踏まえた内容です)。
 

コースの言葉に、“距離のない旅”というのがあります。スピリチュアルジャーニーと言っても、距離はないのですよね。
わたしたちはずっと、完全なる愛とひとつのまま(“天国”にいるまま)であって、分離が起きたことは一度もないのでした。

そして、だからこそ、この“距離のない旅”を、永遠の愛、ワンネスへと戻る、“帰還の旅”を、丁寧に過ごしていきたいと思っています。この世のもの(たとえば今日のわたしの話で言うと、手帳)を、そのための道具として、内なるガイドに使ってもらいながら。

 
ちなみにバレットジャーナル風に使っている(コモンプレイスのやり方も少し取り入れている)ウィークリー用のノートは、個人的な計画を立てるためのノートではなく、どちらかと言うとログの役割として使用していて、先のことについては、イエスが奇跡の祈りとしてヘレンさんに伝えていた、“もしあなたが私に何をすべきかを教えてくだされば、私はそれだけをすることを意志します”という、この祈りの中にとどまったまま、書き記していくためのノートになっています。

Minister’s Journalとしてのジャーナリングは、学びがどんどん深まっていく助けとなっていて素晴らしいなと感じます。出来事の日記を書いたところで何も変わりませんし、嘆きや不満を書き連ねても何も変わりませんが、内なるガイドと共に内側を綴ってゆくなら、解放が起き、メッセージを、答えを受け取ることになり、日常の一歩一歩についても明確に示してもらうことができます。毎日とてもゆっくりですが、“帰還”の道をたどっているのだと確信できます。

この道のゴールへと、確実に導いてくれるガイドの邪魔をすることなく、静けき中心にとどまり、“聖き地”に立ち続け、柔和な眼差しで見える世界の美しさを、兄弟たちと共に深く感じていきたいです♡

Shalom! Shalom!

2024.9.5配信
(繋がってくださっている方に毎月お送りしています)

 

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