癒しのポータルサイトCOCORiLA連載コラム再録
このコラムでは、ドリーン・バーチュー博士のオラクルカードを使用し、引いた1枚をテーマにしたエッセイをお届けしております。
毎回最後には「Miracle☆Lesson」として、「あなた本来の輝きを呼び覚ます」ためのちょっとしたワークをご紹介♪
今回使ったのは「ユニコーン・オラクルカード」で、引いた1枚は「Believe in Yourself!」でした。
というわけで、今回は「自信」について書いてみます。
☆゜・*。゜☆゜・*。゜☆゜・☆゜・*。゜☆゜・*。゜☆゜・*。゜☆゜・*。゜☆゜・*。゜☆゜・*。゜
承認欲求というのは、少なからず誰もが持っている欲求だと言えます。
人から認められたい、ほめてもらいたい。
努力していることをわかってほしい。
誰かから――とくに自分が尊敬する人や、憧れる人、愛する人、社会的地位があったり有名・有能な人に承認されることによって、自分の存在が確かなものであるのだと感じられ、安心する。
すばらしい人から認められた自分は価値があるんだ、と。
「あなたはすばらしい」
「あなたには才能がある」
「上手ですね」
「さすがです」
ほめられると嬉しいものです。それで自信がつくこともあるでしょう。
ただ、人の承認ありきで生きていたら、
ほめられる=自分には価値がある
認められない=自分には価値がない
ということになってしまい、承認されない自分はだめなんだと落ち込んだり、自信を無くしてしまうことになります。
カウンセラーやセラピストとしてセッションをする際、
クライアントの方から「自信がない」という言葉を聞くことが多くあります。
「やってみたいけど、自信がなくて。」
「自信」って何でしょう。
やってみたいことが、何の努力もせずに天賦の才であっというまにできてしまえる。
周りから力量を認められ、必要とされている。
多くの資格を持っていて、優秀で、失敗をしたことがない。
才能があり、その仕事に向いていて、いつでも完璧な結果を出せる。
誰からも愛されていて、人気者で、尊敬されている。
そういう自分だったら、「自信」を持てるのでしょうか。
能力が高ければ…
人望があれば…
容姿端麗なら…
「自信」が持てるのに。
―― 本当に?
何かを得ていることが「自信」につながるのだとしたら、
正直、わたしにはまったく「自信」がありません。
これがあるから、「自信」を持てる。
そういう感覚だと、その、自分の存在を確かなものにしている(と錯覚している)ものが無くなったとき、
あるいは、それがあったからといって通用しなかったとき、
「自信」を無くして苦しむわけです。
ときに、うまくいっている誰かと比べて。
多くの人が口にする「自信」は、他者の存在や、他者からの評価や承認、称賛と関係しています。
能力があると認められたから、「自信」がつく。
かわいいねってほめられたから、「自信」がつく。
あなたはこの仕事に向いてないねって言われたから、「自信」を無くす。
同期・同年代なのに向こうの方がうまくいっているから、「自信」を無くす。
「自信」の陰には、「他者との比較」が潜んでいます。
比較して、優っていたら「自信」があって、劣っていたら「自信」がない。
さて、「自信」の辞書的な意味はというと、広辞苑ではこう記されています。
「自分の能力や価値を確信すること。自分の正しさを信じて疑わない心。」
自分はできるんだ!って思うこと、やれる価値があるんだって信じられること。
そこに他者は関係していなくていいんです。
誰と比べて能力があるか、どっちが勝っているか。
どちらが先に結果を出したか。
誰より優れていて、誰より周囲から慕われているか。
そういう視点でものを考えいたら、心が疲れてしまいます。
敵なんて、どこにもいませんし、
誰ひとりとして、あなたの存在を脅かすことのできる者はいません。
今の現状がどうであれ、やりたいことができるようになる、達成したいことが実現できる。
そのために必要な力はすでに自分の中にあって、
磨いていくことで引き出されてゆき、結果を出せるのだと、無条件に自分を信じきってあげること。
もしそれが、“自信”を持っている状態だとしたら、わたしには“自信”があると言えます。
いっさい、自分を信じて疑わない。
確信の根拠(特別な能力や目立った成果)なんてありませんし、誰とも比べていません。
相対的に信じられるのではなくて、絶対的に確信しているだけです。
もし比べてしまったら――そういうとき、人は往々にして自分より先を行っている優秀な人と比べてしまうものなので、落ち込むに違いありません。
以前のわたしは、よく「自信」が無くて落ち込んだものです。
それこそ、時間の無駄なんですよね。何も良いものを生み出さない。
“自分を信じる”ことに、何かしらの条件など必要ないですし、誰かと比べて安心するなどというナンセンスなことはしなくていいんです。
大事なのは、自分との付き合い方。自分の扱い方。
他の誰かと比べるのではなく、人生の旅路における、「永遠のパートナー」である自分自身とどう向き合っていくか。
自分をぞんざいに扱いますか?
それとも
自分の価値を認めて大事に扱いますか?
自分の夢を鼻で嗤って否定しますか?
それとも
誰が何を言ったとしても、自分だけはずっと自分の夢の実現を信じてあげますか?
うまくいかなかったとき、責めずに自分を励ましてあげられますか?
自分を尊重する。自分を信頼する。自分で自分を承認する。
その接し方が、本当の“自信”につながっていくのだと思います。
自分をどのように扱うかを、そして何を実現させるのかを
永遠のパートナーである“自分”と約束してみる。
「大事にするからね」「夢を叶えてみせる!」など、しっかりとコミットしてみましょう。
がんばって少しでも何かを達成できたら、しっかりと自分をほめてあげてくださいね。
2013/06/04掲載
Miracle☆Lesson他の記事はこちら