#022

ACIMはじめてさん向けコーナー

 

今回から数回に分けて、コース学習において
非常に重要なことについて書いてみます。

コースの学びをこれから始める方や
最近始めたばかりの方だけでなく、

数年学んでいるけど変化を感じられない方、
祈っても変わらないと思う方にとっても
お役立ていただけるのではないかと思います。

なおご紹介くださる場合は、
このページのリンクをお知らせいただけましたらと存じます。
(本文のコピーはできません©️)

では、早速見ていきましょう!

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コース学習の重要ポイント
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〔その1〕目的の理解

〔その2〕カリキュラム

〔その3〕準備するもの

〔その4〕学びの姿勢

 

最初に知っておいたほうが、
時間を無駄にせずに
済むのではないかなと思えることを
4つ挙げてみました◎

これらについて何回かに分けて
順番に触れていきますね。

今日は・・1つめの、
目的について書いてみます。

 

コース(ACIM)に限らず、何であれ
目的なしに学ぼうとするだなんてことは
ないと思います。

何か目的があって
学ぼうとするわけですよね^^?

音楽について学ぶ、
歴史について学ぶ。

字を習う、歌を習う、
料理を習う、英語を習う。

 

こうして並べてみて
ふと思ったのですが、

「コースを学習する」というのは、
ACIMを学ぶことであり
ACIMを習うことだなと感じます。

 

「音楽について学ぶ」
というのは自然だけれど、

「音楽を習う」という表現には
違和感があります。

音楽の、何を習うの?と
思いますよね。

「ピアノを習う」
「ギターを習う」
「歌を習う」

具体的な方法について、
それを達成できるように
教師から「習うわけです。

 

「〜について学ぶ」/「〜を学ぶ」
というときは、

本や資料などをもとに
読んだり調べたりして勉強すること
指していることがほとんどです。

 

「英語について学ぶ」
「英語を学ぶ」
どちらも意味が通ります。

「英語を習う」
これもOKですね。

「英語について学ぶ」は、
例えば語源であったり
文法であったりを
知っていく過程を指していて、

「英語を習う」の場合は、
上記のことも含まれるけれども

英語を使えるように教師から教わる
という意味合いが含まれますよね。

 

A Course in Miracles、
奇跡のコース/奇跡講座に関して言えば、

「ACIMを学ぶ」というのは、
テキストや関連本を読んだりすることを
指していて、

(人によってはセミナーに参加する、
ということも含まれますね)

 

「ACIMを習う」というのは、
上記のことを踏まえると・・

コースを生きることができるように
教師から教わるという意味になります。

教師とは誰のことかと言えば、
むろんイエスです。
(ACIMの声の主、語り手です)

Jesusは、聖霊(Holy Spirit)の顕現なので
ホーリースピリットが教師、とも言えます。
(Holy Spiritとは内なるガイドのことです)

 

つまり・・
コースを学習する」というのは、

ACIMにおいてイエスが
何を伝えてくれているのか
その理論を学ぶことと、

コースを生きることができるよう
イエスから習うこと、
イエスの指示通りに実践すること、

聖霊のガイダンスに従うことだと
言えそうです。

 

ここで話を元に戻しますね、
目的についてです。

何を教わるにしても、
目的があるはずです。

教師の目的と生徒の目的が
一致しており、
それが聖なる目的であれば、
素晴らしい結果になるでしょう。

両者の目的がズレていれば、
生徒が達成できるようになるまでに
相当な時間がかかることでしょう

これは明らかなことですよね。

 

コースのことで言えば、
教師であるイエスの目的は
聖なる目的ですが、

生徒であるわたしたちの
コースを学ぶ目的はどうでしょうか

 

何のためにコースを学習しようと
思っていますか?

イエスの目的をご存知でしょうか?

教師の目的と自分の目的は
一致していますか?

 

一致しているかどうかって
そんなこと聞かれても・・・

イエスの目的を
知らないんですけど・・・と
思うかもしれません。

ほとんどの人はたぶん、
それを知らずに
学びをスタートするのだと思います。
(なぜか心惹かれて、など^^)

 

学習を続けて数年、という方は
すでにご存知ですね◎

イエスの目的と自分の目的が
一致しているはず・・です。

そして、一致していれば
当然のことながら、
間違いなく進歩できます◎

「祈っても何も変わらない」と
思うことは全くありません。

もしあるとしたら・・
目的が一致していないからです。

 

では・・
このコースの目的とは何でしょうか。

コースのあちこちに書かれています。
そのうちの1つをご紹介しますね。

ワークブックの復習Vのイントロに、
こう書かれているところがあります。

 

神は愛であり、だから私も愛である。    

この自己のみが愛を知っている。この自己のみがその想念において完璧に一貫しており、その創造主を知っており、自己自身を理解しており、その智識においてもその愛においても完璧であり、その父と自己自身との融合という不変の状態から決して変わることはない。

そして、これが、旅の終わりに私たちを出迎えようと待っている。私たちは一歩踏み出すごとに、少しずつそこへ近づいていく。これが私たちのゴールであり、私たちは練習しながらこれに近づいていると覚えておけば、この復習が、計り知れないほどの時間を短縮するだろう。これが私たちに約束されていることを思い出し、私たちの胸(こころ)を、塵から生命(いのち)へと向けよう。このコースは、私たちに光の道を開き、失われたと思っていた永遠の自己へと一歩一歩戻っていく道を私たちに教えるために送られたということも、思い出そう。

(W-pII.rV.4:3-5:4/『奇跡講座 下巻』/中央アート出版社)

 

ACIMは、真の自己を
思い出すためのものです。

肉体的、心理的自己というのは、
ほんとうの自己ではありません。

わたしたちは聖なる神の子、
永遠のいのち、愛そのもの、
清らかなスピリットです

それを思い出したいという気持ちで
コースの学習に取り組むなら、

時間を無駄にすることなく
幸せと平安へ運ばれていきます。
(思い出せるようになります)

 

なりたい自分になる!
思い通りに現実を変えられる!
望む未来を創造しよう!

これらは自我(ego)のスローガンです。

これを目的にすることは
時間の無駄遣いになります。

教師の目的と一致していません
これは真逆の道です。

 

なりたい自分にはなれません。
わたしたちは神の子です

思い通りに現実を変えることはできません。
そもそもここは現実ではなく夢です。
この世界はエゴが作ったイリュージョンです。

現実とは、ワンネス、天国のことです
これを変えられるわけがありません。

望む未来を創造することはできません。
未来というのも、時間も、
エゴが作ったものであり、トリックです。

実はこれは、すでに・・
「終わっている旅」なのです。

それに、「創造」というのは
愛の延長のことであって、

欠乏感や承認欲求から何か行動して
さまざまな幻想を
増やしていくことではありません。

 

こうしたことは、テキストを読んだり
ワークブックに取り組むことで
明らかになっていきます◎
(クラスで詳しくお伝えしています)

学ぶ前は、自我のスローガンが
美しい響きに
聞こえるのかもしれません。

これまで何度もエゴの誘惑に
騙されてきたかもしれません。

 

でも、エゴの声に従えば
必ず失望し、裏切られ、
苦痛を味わうことになるので・・

時間の無駄遣い、
人生の無駄遣いをせずに

コースを学習するのであれば、
教師の目的と同じ目的だけを
心に決めていたいですよね。

自己流ではなく、
真に学びを続けていれば

なりたい自分になろう!
というのは自我の考えだと
はっきりするし、

なりたい自分には
決してなれないということは、
幸せなことだ思えるようになります。

それは救いだ、と。

 

ほんとうの自分を思い出したいと
願う心は、

教師であるイエス、あるいは
ホーリースピリットに導かれて

エゴが作った夢の世界とは言え、
ここで人々と一緒に愛の経験
重ねていくことができます。

恐れの夢ではなく、幸せな夢
見られるようになります。

そうして優しさのなかで・・
わたしたちは確かに
永遠の愛のスピリットだったのだと
思い出し、目覚めることになるのです。

 

ほんとうの幸せが、待っています。

一緒に・・
心の手を取り合って
真に学んでいきましょう・.*

Blessings,

 

2021/11/27配信

 

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