『奇跡のコース』ワークブック・レッスンの気づきを綴っています
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Lesson304:わたしの世界がキリストの視界を曇らせませんように。
  
再確認しておきたいのは、
 
知覚とは鏡であり、事実ではありません。わたしが見るものは自分の心の状態が外側に映し出されたものです。

というところです。
 
これは、テキストでもワークブックでも、何度も似たような表現で述べられていることです。
 
肉眼で見えるものは事実ではないということを憶えておきたいものです。
五感で捉えたものを、証拠としないこと。正当化しないこと。
 
投影が知覚を作るということを忘れず、ホーリースピリットのまなざしで見ることができるよう祈ること。
 
今日は祖父の見舞いに病院へ行ってきました。
認知症で、ガンで、いつあちらへいってもおかしくない状態です。
 
肉眼では、痩衰えて、眠っていて、呼吸をするのもエネルギーがいりそうで、子どもの頃一緒に遊んでくれた元気で明るい祖父とはまるで違っていました。
 
夜よく喋るらしく、看護師さんが昼間によく声をかけて起こしているのだそうで、母は眠っている祖父に声をかけたのですが、起きる気配がありません。
 
しばらく様子を見ていたのですが、今呼びかけると伝わりそうだと感じたので、「おじいちゃん」と、そっと声をかけてみました。

すると、祖父はパッと目を開けて、こちらを見てくれたのです。

母が「孫ですよ」、「愛です」と言っても、首傾げています。
もう、わたしのことは憶えていません。
 
それでも、祖父は「あい…さん…」と言って、布団から手を差し出し、握手を求めてくれました。
 
そっと、ゆっくり、悪手をしたのですが、胸にあたたかなものが広がってゆくのが感じられ、何とも言えない感動がありました。
 
肉眼では、随分としんどいであろう祖父、97歳の、衰えてしまった老爺として見えていても、そして、祖父にはわたしのことが全くわからないにしても、それでも「繋がっている」、祖父の尊さ、清らかさを感じられたのです。
 
むしろ、力強さを感じました。
ほんとうの生命力のようなものを。
 
祖父もまた、間違いなく、キリストなのでした。
 
 
 
Blessings,
 
2019.2.28
 
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ワークブックレッスン日本語版は、
『奇跡のコース』のワークを学ぶ
ガイドブック11 蘇生する自己/
香咲弥須子/ナチュラルスピリットより
引用させていただきました。
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(ワークブックのレッスンでの気づきは、
4周目として取り組んでいるわたしの、
あくまでもごく個人的なものです)
 
 
 
A Course in Miracles(ア・コース・イン・ミラクルズ)には
テキスト編、ワークブック編、教師のマニュアル編があります。
日本語版は、中央アート出版、またはナチュラルスピリットから出ています。
 
ワークブックのレッスン内容の詳細については、ワークブック編をお読みください。
(こちらのブログでは詳細については記載しておりません)
 
 
 
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