奇跡のコース』ワークブック・レッスンの気づきを綴っています
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今日の内容も大切なレッスンです。テキストでも何度も述べられていること、「与える」ということについて。
誰ひとり、自分がもっていないものを与えることはできません。実際、与えることはもっていることを証明します。わたしたちは、以前にもこの点については述べました。
と始まります。
以前にも述べた、という言葉は、テキストでもよく見られるのですが、わたしは「前にも言った」と言われたら、そこを探さずにはいられません。なぜなら、確かにそんな気がするけれど、どこに書いてあったかすぐ思い出せないからです。
たいていは、そんなに時間がかからず見つかります。
▶Lesson159
わたしは、受け取った奇跡を与えます。
ここで、学びました(第一段落目で述べられています、よろしければお手持ちのワークブックで確認なさってみてください、ここでは省略します)。
人に何かを与えようとするなら、むろん、自分がそれを持っていなければならない。
この点については、この幻想の世界でも同じです。
エゴによれば、与えることは失うこと、ということになるけれども、真に与えるというのは、減ったり失ったりするのではなく、増えるものなのでした。
たとえば、12色の色鉛筆のうち、赤色の1本を誰かに与えたなら、わたしの赤色の色鉛筆は失われたことになるけれども、
物とはそれをつくり出した思いを表しているにすぎない
のです。
思い、想念を与えるなら、その思いは自分のなかで強化されていきます。失われることはありません。
このことについてはテキスト第5章で明確に述べられています。
物理的な所有物を分かち合うなら、あなたは確かにその所有権を分割することになる。けれども、何らかの考えを分かち合うなら、それを減らすことにはならない。その全部を与えてしまっても、依然としてその全部があなたのものである。さらに、もしあなたがそれを与えた相手が、それを自分のものとして受け入れるなら、彼はあなたの心の中でそれを強化することになり、それによってそれを増大させる。もしあなたがこの世界は想念からなる世界だという概念を受け入れることができるなら、与えることと失うこととの間に自我が設けている誤った関連性を信じる信念全体が消え去る。
私たちは、再び目覚めるためのプロセスを、いくつかの簡明な概念で始めることにしよう。
想念は与えられることで増大する。
それらは信じる者が多ければ多いほど強化される。
あらゆるものは、何らかの考えである。
それならば、与えることがどうして失うことに関連づけられるだろう。
(『奇跡講座 テキスト編』/中央アート出版社)
喜んで与えなさいと、今日のレッスンには書かれています。それは、受け取らせていただくこと、どんどん‥延長されてゆくこと。
この世界が考えるような意味での与える人と受け取る人というのは存在していません。失うことなく与える人と、同じように与えるようになるもうひとりの人がいるだけです。そして両者は、やりとりをすることで必ず得ます。
ギブアンドテイクという考え方や、win-winという考え方が昔から好ましくなかったのですが、それもそのはずだと感じます。損得でものを考えるというのが、とても苦手だったのですが(ちっとも美しくないからです)、やはりそんなことはしなくていい、そもそも、この世界での「与える」というのは、ちっとも与えていることになっていないのだし、わたしの心からの願いは、惜しみなく喜んで与えることなのだから、それでよかったのだと思いました。
今日のレッスンで、しっかり憶えておくべきことは、6段落目の、
自分自身に与えるだけだということをけっして忘れないようにしなさい。与えることが意味することを理解している人は、犠牲という考えを聞いたらきっと笑い出すでしょう。
というところ(マーカー部分はわたしが引いた箇所です)。
損得勘定から離れられない、この世界を実在のものと思い込んでいると、「犠牲」という考えが出てきてしまうものですが、与えることは犠牲を伴うはずがないのです。7段落目では、犠牲は常軌を逸した考えだと書かれています。
この犠牲については、テキストだけでなく、マニュアル編でも述べられています。その箇所を読んだとき、わたしのなかでかなり明確になりました。犠牲などあり得ない、と。
今日は、香咲弥須子さんの東京セミナーでした。
まさに・・すべてを祝福する日。シンクロしていました。
ただただ・・祝福する。すべてのなかに清らかさを見る。
それだけを心を込めて、丁寧に、続けていきたいと思います。
愛
『奇跡のコース』のワークを学ぶ
ガイドブック8 豊かさの力学/
香咲弥須子/ナチュラルスピリットより
引用させていただきました。
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4周目として取り組んでいるわたしの、
あくまでもごく個人的なものです)
テキスト編、ワークブック編、教師のマニュアル編があります。
(こちらのブログでは詳細については記載しておりません)