奇跡のコース』ワークブック・レッスンの気づきを綴っています
初めて読まれる方はこちら

 

Lesson152:決心する力はわたしのものです。

 

まずしっかりと認めるべきところは、第1段落目に書かれていることです。

自らの決断なしに、喪失感に苦しむことはありません。自らその状態を選ばないかぎり、痛みに苦しむことはできません。自ら望まないかぎり、嘆き悲しんだり、恐れたり、自分は病気だと思う事態にはなりません。そして、自分で同意しないかぎり死ぬことはありません。あなたの願望を表すこと以外起こらないし、あなたが選ぶものが除外されることなどありません。ここには、細部に至るまですっかりできあがったあなたの世界があるのです。これがあなたにとっての世界の実体のすべてです。ですから、救いはここにしか存在していません。

自分が見たい世界を見ている。望まないものを見るということはない。被害者になるということはあり得ないのだということを、本当に深くしっかりと認めることは、とても大事だと思います。どう見えていたとしても。

 

あなたは、自分が見ている世界を自分がつくり出したと思うことは傲慢だと信じていますが、それは奇妙ではありませんか?神がつくったのではありません。この点は、まったく疑いようがありません。

この6段落目に続き、7段落目ではこう述べられています。

神が混乱をつくり、自らの意志を否定し、真実に反するものをつくり出し、生命を征服するために死の苦しみを黙認されると考えること、こうした考えはすべて傲慢です。

 

9段落目には

自我だけが傲慢になり得ます。でも真実は、その力強さや不変さ、永遠に完全であること、例外はなく愛する我が子への神の完璧な贈り物である、と謙虚に認めます。自分たちは罪人なので、罪の意識に苦しみ、恐れを抱き、自らの姿を恥じている、と言い張る傲慢さを捨て、その代わりに、真に謙虚に、清らかな、神ご自身に類似したものとして、力と愛の中でわたしたちを創造してくださった神に祈りを捧げます。

と書かれています。

傲慢と謙遜。これについてはレッスン61でも触れられていました。

謙遜は、救済における自分の役割を受け入れて、それ以外の役割は受け入れないことで成り立つ。世の光であることが神からあなたに与えられた機能(はたらき)であるのなら、自分は世の光ではありえないと言い張ることは謙遜ではない。傲慢さだけがこの機能(はたらき)が自分のものであるはずがないと主張するのであり、傲慢さは常に自我からのものである。

(『奇跡講座 ワークブック編」レッスン61/中央アート出版社)

 

テキストでも同じようなことが述べられています。

神が創造したままの自分自身を受け入れることが傲慢なはずがない。なぜなら、それは傲慢さの否定だからである。あなたの非少さを受け入れることこそ傲慢である。なぜならそれは、自分自身についてのあなたの評価が神のそれよりも真実だと、あなたが信じていることを意味するからである。

(『奇跡講座 テキスト編」第9章/中央アート出版社)

 

自分のことを、自分が思っているイメージ通りだと思うことは傲慢なのでした。
被害者だと見ることも、自分に罪を、痛みを見ることもみな、間違っているのです。

わたしは神に創造されたままのわたし。
決心する力はわたしのものです。

ほんとうに、ほんとうに・・受け入れたいです。

 

今日は興味深いことを知りました。哲学者アンセルムスの「神の存在証明」についてです。
それはこういうものです。

①神はそれ以上大きなものがないようなものとする。

②何かが人間の「知性の内」にあるだけではなく、「知性の外」にもある方がより大きいと言える。

③もしもそのような存在が人間の「知性の内」にあるだけで、実際に存在しないのであれば、それは「それ以上大きなものがない」という定義①に反する。

④そこで、神は「知性の内」にあるだけではなく、実際に存在する。

 

神も、真の自己も、人間が想像しうる範囲を超えている・・超えているというより全く異なっている・・のかもしれません。けれども、確かに実在している。

ここが現実で、この世界が実在していて、この身体が自分なのだと捉えることは、やはり正気ではないのですね。

今日もまた、間違った自己イメージを手放すための、癒しの機会がありました。
こうしていつも、奇跡を、愛と守護を経験させてもらえるのだなと、神の子の優しさに触れ、ありがたく思いました。

Blessings,
 
2018.9.29
 
‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
ワークブックレッスン日本語版は、
『奇跡のコース』のワークを学ぶ
ガイドブック56 完全な治癒/
香咲弥須子/ナチュラルスピリットより
引用させていただきました。
‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
 
 
(ワークブックのレッスンでの気づきは、
4周目として取り組んでいるわたしの、
あくまでもごく個人的なものです)
 
 
 
A Course in Miracles(ア・コース・イン・ミラクルズ)には
テキスト編、ワークブック編、教師のマニュアル編があります。
日本語版は、中央アート出版、またはナチュラルスピリットから出ています。
 
ワークブックのレッスン内容の詳細については、ワークブック編をお読みください。
(こちらのブログでは詳細については記載しておりません)
 
 
 
その他のレッスン記録についてはこちら
 
 
時折配信しています◎お気軽にご登録ください