奇跡のコース』ワークブック・レッスンの気づきを綴っています
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Lesson128:わたしが見ている世界は、わたしが望むものを何ももっていません。

 

今日も、なかなか強烈なレッスンです。
でも、こういうのが好きだなあと感じます。はっきりしていて。

この世界がもっているあなたの心にふさわしい唯一の目的は、何の希望もないところにいくらかの希望があると思って立ち止まるのではなく、この世界を通り過ぎることです。これ以上、だまされないようにしなさい。あなたが見ている世界は、あなたが望むものを何ももっていません。

 

思い出すのは、たとえば

Lesson66
わたしの幸福とわたしの役割はひとつのものです。

Lessons76
わたしは神の法のもとにのみあります。

こういったレッスンや、

この世界は放棄してください。しかし、犠牲にするのではありません。あなたがこの世界を欲したことは一度もありません。あなたがこの世界で探求した幸せで、苦しみをもたらさなかったものがあるでしょうか。満足の瞬間で、苦しみという硬貨の恐ろしい代価を払って買わなくともよい瞬間があったでしょうか。

(『奇跡のコース 第一巻 テキスト』第30章/ナチュラルスピリット)

テキストのこうした箇所です。第31章には、

この世界はいかなる実在的な選択も差し出しません。この世界の道はすべて、失望と無と死につながっているだけです。この世界の選択肢にはこれ以外ありません。

今、絶望の思いを抱くことなく、この世界で答えを得られる望みはないことを学んでください。しかし、これと共に始まったばかりのレッスンを価値判断しないでください。なおも別な道を指し示すように見えるこの世界の道標を探し求めないでください。希望が存在しない所で希望を探し求めることはもうやめなければなりません。

といった記述もあります。

 

一見、この世界には、「確かな幸せ」があるように思えます。それも、「努力すれば手に入る」のだと。かつてそのような教育を受けてきた人が多いかもしれません。

けれども、真の幸福というものは、この世界で努力すれば手に入るものではないのでした。
それを・・思いださなければ(認めなければ)進めません。

あなたがここで価値あるものと考えているひとつひとつは、あなたをこの世界に縛りつける鎖にすぎず、この目的以外には何の役にも立ちません。

 

わたしは何に価値があると思っているかな・・と、考えてみました。

学生の頃から、どちらかと言うと、みんながハマるようなものにハマることができなくて、ひどく冷めていたせいで、同級生の子たちの輪にはなじめませんでした。
それで、この世界の何かにハマることは、さすがにない・・・と思っていたのですが(だいたい、わたしはいつ死んでも全く構わないと思っています)、けれども、今日のレッスンを丁寧に受け止めたいので、考えてみました。

ふと浮かんだのは、「礼儀」、「スマートさ」でした。
もうちょっと考えてみると・・「有能」という言葉も浮かんできました。

わたしが「ハマって」しまっているのは、そういう尺度なのだな・・と、わかっていたけれど、捨てていなかったものだなと思いました。

生きているなら、賢くなければならない。
そんな、どうでもいい考えが、未だにあるようです。

 

仕事、健康、お金、人間関係、容姿に関するあらゆることだって、固執していないと言えるかどうか。
いつこの肉体が消えたって、まったく構わないけれども、「一縷の望み」などというものを、持ってはいやしないだろうか。

人生を諦めるというのと、この世界を放棄するというのは、別なんじゃないか。
もしわたしが60代だったら・・80代なら確実に・・? 人生を諦めているだろうけれども。

年を取っているから、もうハマるもの(とらわれるもの)がないというのと、この世界を放棄するというのは、別なことだと感じます。
そうでなければ、なぜ、輪廻転生など・・・??

 

この世界があなたを引き止めるのは、あなたの望むものをどこかに持っているからだ、ということを信じるような誘惑をゆるさないようにしなさい。ここでは大切にするものなどありません。

ごく僅かであっても、望みを持っているとしたら、ふるさとに還ることはできないのです。

それは・・絶望することではなく、安らげること、幸せなことだと、ワークをしてみるとそう感じられます。
何を見ても、感謝だけが、祝福の思いだけがあります。

これを・・24時間365日、ずっと、ずっと、、、キープできますように。
ほんとうの意志だけに集中していられますように。

Blessings,
 
2018.9.5
 
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ワークブックレッスン日本語版は、
『奇跡のコース』のワークを学ぶ
ガイドブック5 神の教師/
香咲弥須子/ナチュラルスピリットより
引用させていただきました。
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(ワークブックのレッスンでの気づきは、
4周目として取り組んでいるわたしの、
あくまでもごく個人的なものです)
 
 
 
A Course in Miracles(ア・コース・イン・ミラクルズ)には
テキスト編、ワークブック編、教師のマニュアル編があります。
日本語版は、中央アート出版、またはナチュラルスピリットから出ています。
 
ワークブックのレッスン内容の詳細については、ワークブック編をお読みください。
(こちらのブログでは詳細については記載しておりません)
 
 
 
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