奇跡のコース』ワークブック・レッスンの気づきを綴っています
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Lesson122:ゆるしは、わたしの望むものをすべて差し出してくれます。
 

冒頭で、

あなたが欲しいものの中で、ゆるしが与えられないものなどあるでしょうか?

という問いかけがあります。

まず考えてみたいことは、わたしは実のところ何を望んでいるのか、ということです。たとえば、洋服が欲しいという思いがあったとして、本当は、洋服そのものが欲しいわけではなく、洋服を手に入れることによって得たいものがあるはずです。

旅行に行きたい、おいしいものを食べたい、誰それに会いたい、、といろんな願望が出てくるかもしれませんが、突き詰めていけば、「幸せを感じたい」、「(孤独ではなく)つながりを感じたい」、「愛し愛されたい」という願いになるのではないでしょうか。

それを、「ゆるし」が、可能にしてくれる・・・?

 

昨日紹介したテキスト(第1章)の一部は

平安を望むあなたは、完全な赦しによってのみ、それを見つけることができる。

というものでした。

幸せな感覚、つながり、愛を望むということは、言い換えれば、平安を望んでいるということ。
それは、完全なゆるしによって可能になるのでした。

 

コースを学び始めてまもない頃は、この「ゆるし」がよくわかりませんでした。よく・・というより、全くと言ったほうが正確だと思います。

ゆるすというのは、一般的な意味、ニュアンスとしては、相手が何か自分にひどいことをしたけれども、それを責めずにおく、とがめない、罰を与えず免除する、といったことですが、

過去のレッスン、46をここでもう一度思い出してみると、

神は一度も咎めたことはないので、赦すことはしない。そして、赦しが必要になることがあるとすれば、その前に、咎めがあったはずである。赦しはこの世界が大いに必要としているものであるが、それはここが幻想の世界だからである。だから、赦す者たちは、自らを幻想から解放しているのであり、赦しを与えずにおく者たちは、自分自身を縛りつけているのである。そしてあなたが咎める相手はあなた自身だけであり、あなたが赦す相手もあなた自身だけである。

(『奇跡講座 ワークブック編』/中央アート出版社)
(マーカーはわたしの引いた箇所です)

ゆるしが必要なのは、わたしがわたしを間違って認識しているから。神は、創造主は、わたしを誤って認識などするはずがなく、創造主からすればずっと、神の子とはただひとりのことであり、自身と同じ完全無欠なもの、愛そのものだと見ている。

わたしがわたしをこの身体だと見ること、他者がいると捉えていること、つまり分離を見ているということ、傷つけたり傷つけたりすることがあると信じきっていること、その間違いは「訂正」されなければなりません。

神が創ってはいない世界を、まるで本当にあるかのようにでっち上げてしまった、たったひとつのマインドの過ちに、罪を見ることなく(フィクションは文字通りフィクションであって、実在していないのだから)、ゆるしをおこなうこと。

他人をゆるす、戦争をゆるす、というのではなく、実際には、エゴ(自我)のレンズでそれを知覚しているわたしをゆるす――。

 

なぜあなたは、すべてに答えてくれるただひとつの答え以外のものを、探そうとするのでしょう?ここにこそ不完全な質問、意味のない要求、本気で耳を傾ける気になれない思い、中途半端な努力や生半可な信頼に対して与えられた完璧な答えがあります。ここにその答えがあるのです!もう、答えを探すのはやめなさい。あなたはこれに代わる別の答えを見つけることなどないのです。

 

今日は、コースの仲間と一緒に学ばせてもらう機会に恵まれました。

ただ、「ゆるす」ということだけなのだということを、確認し合えるというのは、素晴らしいことだと感じます。

ゆるすしかない、のではなく、ゆるすことができる。

どんなに抵抗する気持があったって、学ぶ意欲が消えてしまうことはない。
仲間のシェアを聞き、みんなの意欲に触れることによって、わたしのなかの意欲も、ああ確かにあるんだと、実感できました。

Blessings,
 
2018.8.30
 
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ワークブックレッスン日本語版は、
『奇跡のコース』のワークを学ぶ
ガイドブック5 神の教師/
香咲弥須子/ナチュラルスピリットより
引用させていただきました。
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(ワークブックのレッスンでの気づきは、
4周目として取り組んでいるわたしの、
あくまでもごく個人的なものです)
 
 
 
A Course in Miracles(ア・コース・イン・ミラクルズ)には
テキスト編、ワークブック編、教師のマニュアル編があります。
日本語版は、中央アート出版、またはナチュラルスピリットから出ています。
 
ワークブックのレッスン内容の詳細については、ワークブック編をお読みください。
(こちらのブログでは詳細については記載しておりません)
 
 
 
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