『奇跡のコース』ワークブック・レッスンの気づきを綴っています
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Lesson79:問題が解決されるようにわたしの問題をわからせてください。
短めの練習のとき、おもしろい経験をしました。
わたしは朝の時間帯や、家にいるときなどに、ワークブックレッスンの音声(香咲さんが読み上げてくださっているもので、アメブロを通して聞くことができます)をかけて聞いているのですが、
ちょうどそのとき、扇風機のリモコンがどこかへ行ってしまったことに気づき、ベッドのあたりを探す羽目になりました。
この世界では誰もが自分だけの特別な問題を抱えているように思えます。それらすべてを解決するひとつの解答が受け入れられるなら、それらの問題はどれも同じだし、またひとつの問題なのだと認められなければなりません。もし問題は何か他のことだと考えるなら、誰が問題は解決されていると見ることができるでしょうか?たとえ答えが与えられていてもそれに気づくことができません。
布団をめくってみたり、ベッドを動かしてみたりしているあいだも、レッスン79の音声、香咲さんが読み上げる声が部屋に響いています。
でもわたしの今の問題は、これなんだよね、リモコンがないの。問題はひとつだって言われてもね・・なんて、思いながら聞いていました。
枕を持ち上げてみたり、ベッド周辺をあちこち見て回ったり。
けれども、リモコンは見つかりません。
けれども、リモコンは見つかりません。
今日の短い時間での練習は、時間を決めてするのではなく、必要に応じてすることにします。あなたは今日、いくつもの問題を見つけるし、そのひとつひとつに答えを求めることができます。わたしたちの努力は、問題はただひとつであり、答えもただひとつである、ということを認めることに向けられます。これを認めることであらゆる問題は解決されます。これを認めることの中に心の安らぎがあります。
音声は、何度も繰り返されます。レッスン79を、ずっとリピートしてかけているからです。この箇所にきたとき、軽い苛立ちを覚えていることに気づきました。
「あなたは今日、いくつもの問題を見つけるし、」
「ええそうですよ、実際、いまリモコンが見つからなくて困ってます」
「そのひとつひとつに答えを求めることができます。わたしたちの努力は、問題はただひとつであり、答えもただひとつである、ということを認めることに向けられます。」
「いやいや、答えは決まってんの。リモコンどこなの?問題はリモコンがないこと。解決はリモコンが見つかることなの」
「これを認めることであらゆる問題は解決されます。これを認めることの中に心の安らぎがあります。」
「いやいや、そんなこと認めてもリモコンは出てこないでしょ。リモコン見つからなかったら、安らいでいられませんって」
内心、ブツブツ言いながら、シーツをめくり、掛け布団をぶんぶん振ってみて、ベッドの下を覗き込み、寝ているあいだに落としたであろう扇風機のリモコンを、探し続けていました。
この間、レッスン79「問題が解決されるようにわたしの問題をわからせてください」は、いったい、何回繰り返されたことでしょうか。
何度も何度も、リピートされていました。ずっと耳に入って来るけれども、ちっとも受け入れる気になれません。
だって、リモコンの場所が「答え」で、リモコンが見つかることが「解決」なんですから。
問題はひとつ、答えもひとつ。そんなことを、受け入れる気にはなれませんでした。
問題はひとつ、答えもひとつ。そんなことを、受け入れる気にはなれませんでした。
「分離分離って言うけどね、そんなことよりね、リモコンなのよ」
どのくらい経ったでしょうか、どこを探しても見つからないので、嫌になって(いつもなら、モノをなくしてもすぐに見つかるのです)、
「もう!!わかった!降参!!降参しますってば!」と云って、
ベッドに腰かけ、ワークブックのガイドブック3巻を開き、もう一度、短い練習について説明しているところを読みました。
今日の短い時間での練習は、時間を決めてするのではなく、必要に応じてすることにします。あなたは今日、いくつもの問題を見つけるし、そのひとつひとつに答えを求めることができます。わたしたちの努力は、問題はただひとつであり、答えもただひとつである、ということを認めることに向けられます。これを認めることであらゆる問題は解決されます。これを認めることの中に心の安らぎがあります。
今日は問題のかたちにだまされません。なにか困難が生じるたびにすぐに自分自身に言いなさい。問題が解決されるよう、わたしにこの問題をわからせてください。そのあとは何が問題かについてのあらゆる判断をやめるよう試みます。もしできるなら、しばらく目を閉じて、それが何であるか尋ねなさい。あなたの尋ねたことは聞き届けられ、答えてもらえるでしょう。
このワークをしたあと、なぜか穏やかな気持ちになっていました。
リモコンのことは、一瞬、きれいに忘れていました。
リモコンのことは、一瞬、きれいに忘れていました。
どこかで・・奥深いところで・・「見放されることへの恐怖」というものが、あったかもしれません。
たかがリモコン。でも、その奥にあるものは、どんな問題であっても同じで、分離を選んでしまったならば、痛みを、恐怖を感じずにはいられなくなります。
たかがリモコン。でも、その奥にあるものは、どんな問題であっても同じで、分離を選んでしまったならば、痛みを、恐怖を感じずにはいられなくなります。
ワークはかなり短いものでしたが、終えた後、ふと足元を見たら、リモコンが落ちていました。
嘘でしょう?!?!
あっけにとられ、しばらく止まっているしかありませんでした。
なんだかおかしくなって、、そして、うれしくなりました。
リモコンが見つかったからではありません。うまく言えないのですが・・「つながり」を感じたからです。
リモコンが見つかったからではありません。うまく言えないのですが・・「つながり」を感じたからです。
依然として見つからなかったとしても、それでもわたしは見放されたわけではないのだけれども、この一件は、わたしにとってとても象徴的なものに感じられました。何が起きても、どう見えていても、わたし(わたしたち)が見放されるわけがないということ。たしかに愛と守護が、ここに在る、ということ。
長めの練習では、自分(わたしたちみんな)は愛そのものであるというのに、自分の(全員の)神聖性さを忘れていること、つまり自分自身を攻撃していること、分離を選んでいることが問題なのだということを、また思い出す機会となりました。
今日から努力して、「愛そのものであるわたし」に、神聖に「なる」わけではないのです。分離は一度も起こっていないのです。
見放される・・あるいは、いつか裁かれる、罰せられる・・などということは、起こり得ないこと。
ということは、すでに、もう「答え」は与えられているのです。
愛は、わたしを、愛そのもののように創造されました(レッスン67)。
永遠に変わらない真実を、ただしずかに、ほんとうの謙虚さで、受け入れたいとおもいます。
Blessings,
愛
愛
2018.7.18
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ワークブックレッスン日本語版は、
『奇跡のコース』のワークを学ぶ
ガイドブック3 聖なる関係①/
香咲弥須子/ナチュラルスピリットより
引用させていただきました。
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『奇跡のコース』のワークを学ぶ
ガイドブック3 聖なる関係①/
香咲弥須子/ナチュラルスピリットより
引用させていただきました。
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(ワークブックのレッスンでの気づきは、
4周目として取り組んでいるわたしの、
あくまでもごく個人的なものです)
4周目として取り組んでいるわたしの、
あくまでもごく個人的なものです)
A Course in Miracles(ア・コース・イン・ミラクルズ)には
テキスト編、ワークブック編、教師のマニュアル編があります。
テキスト編、ワークブック編、教師のマニュアル編があります。
日本語版は、中央アート出版、またはナチュラルスピリットから出ています。
ワークブックのレッスン内容の詳細については、ワークブック編をお読みください。
(こちらのブログでは詳細については記載しておりません)
(こちらのブログでは詳細については記載しておりません)