奇跡のコース』ワークブック・レッスンの気づきを綴っています

 

Lesson10:わたしの思いには、何の意味もありません。
 
 
基本的にわたしの頭の中の思いは、3つに分類されるようです。1つは身体的な感覚に関すること(お腹が空いた、ちょっと眠い、目が疲れたなど)で、もう1つはやるべきこと(今日は何をするんだっけ、そうだあれをやっておかなければ、など)について、あとは誰かのこと(あの人そう言えばどうしてるんだろう、そろそろあの人にメールしないと、など)です。
 
身体的な感覚に対する考えについて「何の意味もない」と言ってみる(当てはめる)ことは、とくに抵抗がなかったのですが、2つめと3つめについては多少微妙な感じがしました。
 
この世界にいたら、もちろん「やるべきこと」はあるわけで、洗顔、歯磨き、入浴、掃除に洗濯といったことから、仕事に関するあらゆること(メールの返事、金銭管理、スケジュールの確認、今後の予定を決めること)など、目の前のことをやっていかなくてはなりません。
 
それらに関する思い、「そうだ、あれもやっておかなきゃ」などといった考えに対して、「何の意味もありません」と当てはめると、「まあ、確かに」と思える部分と、「そうは言ってもね…」と感じる部分があるのに気づきます。
 
「部分」というような認識をしているということは、わたしは明らかに何かを隠しているし、ごまかしているのです。それで、「優先順位」について、今日は改めて考えてみました。
このワークブックのエクササイズを、わたしはかつて3度やってきたわけですが、「ワークもしなきゃいけないけど、もちろんしたいけど、でもこの仕事があるから」と、サボったことが何度もありました。笑
 
時間がないだの、忙しいだの。それよりこれをすることが急務だからと。いま思えば、とんでもない理由を並べて、本当にやるべきことから逃げていたのだとわかりますが、そのときは、大いに真剣に、「でもこれをしないといけないから」と思っていたのだから、笑えます。
 
ここがちっともリアルでないことを、少しも受け入れていなかった証拠です。この世界が実在するんだと、言い張っていたのと同じことです。つまり、なあんにも、わかっちゃいなかった、ということ。笑
 
 
今日は、このレッスン10をおこなうために、何度も手を止めました。何か思うたびに、すぐに今日のアイディア「わたしの思いには、何の意味もありません」が浮かんでくるので、いちいち立ち止まる一日でした。いちいち立ち止まることが、今日のわたしの、ほんとうの「やるべきこと」でした。心に平和が拡がっている感覚、平和のなかに留まっている(たぶんそれは言い換えるなら「愛に護られている」)感覚がありました。
 
何も慌てなくてよいし、何もほんとうは動かさなくていい。動かすべきことは何もない、わたしのこの、どうかしている思い以外には。
 
動かす必要はなく、ただ動くにまかせればよいということを、経験することによって学んでいるところです。これは、とても心地のよい感覚です。
 
目の前のあれこれは、依然としてそこにある(ように見える)けれども、ほんとうの優先順位を間違わないこと、何をするにしても全面的にゆだねること。これを続けていきたいです。
 
 
 
 
 
わたしの頭の中の3つめ。誰かのことについての考えに対して、「意味がない」と言うことにも、若干抵抗を感じました。若干とは言え、見逃せません。笑
しばらく連絡が来ないので、どうしたんだろうかと、ふとある人のことが思いだされたのですが、それを「意味がない」とすること(認めること)には、それでほんとうにいいんだろうか、と一瞬思いました。放っておいていいんだろうかと。
 
でも、これはおかしな考えだとすぐ思い直しました。誰かのことを心配することは「攻撃」だという事実を、思いだしたのです。それは相手を思いやっているように見せかけた感情(思い)であって、ほんとうの相手をまるで見てないということ、制限のある存在、身体であるというふうに見てしまっていることであり、完全無欠性を見ていないなら、そのわたしの視線は、明らかに、「攻撃」なのです。
 
それに、わたしがその人のことを気にしていること、その思いが「何の意味もない」ということを心で深く受け止めることは、相手を放っておくということにはなりません。アクションに意味があるのではなく、すべては心の問題であり、また、何か相手に働きかけることがあるなら、それはわかるはず――そのようなガイダンスが与えられるはず――なのです。
 
何のことであれ、わたしは何ひとつ、自分で勝手に判断しないこと。完全にゆだねること。これを忘れずにいたいです。つまり、わたしは何もわかってなどいないという事実を、深く受け入れるということ。サレンダー(降参)するということです。
 
24時間365日、寝ているときも、サレンダー。ものの見方の訂正、ほんとうの「ゆるし」に心を向け続けること。これがわたしの願いです。
 
 
 
2018.5.10
 
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ワークブックレッスン日本語版は、
『奇跡のコース』のワークを学ぶ
ガイドブック1 わたしは何も知らない/
香咲弥須子/ナチュラルスピリットより
引用させていただきました。
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(ワークブックのレッスンでの気づきは、
4周目として取り組んでいるわたしの、
あくまでもごく個人的なものです)
 
 
 
A Course in Miracles(ア・コース・イン・ミラクルズ)には
テキスト編、ワークブック編、教師のマニュアル編があります。
日本語版は、中央アート出版、またはナチュラルスピリットから出ています。
 
ワークブックのレッスン内容の詳細については、ワークブック編をお読みください。
(こちらのブログでは詳細については記載しておりません)
 
 
 
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