奇跡のコース』ワークブック・レッスンの気づきを綴っています

 

Lesson8:わたしの心は、過去の思考で埋め尽くされています。
 
 
ワークをやってみて(やり方の詳細はワークブック編に書いてあります)出てきた思いの多くは、身体的なもの、少し眠いだとか、ちょっと冷えるなど、そういったもので、あとはその日やることや今後のプランなど、未来に関する思いが浮かんできていました。
 
実際、いつかの、過ぎ去ったときのことを考えるときもあったけれども、いま身体に感じていることや、今後のことについて考えているときもありました。
 
それでも、「わたしの心は、過去の思考で埋め尽くされています」。
これらが過去なら、では「現在」とはいったい何だろうかとおもいました。時計の針の指すところが「現在」というわけではなさそうです。これは以前も考えたことで、そのときのわたしが受け取った「答え」を、もっと深く実感してみたいとおもいました。
 
 
 
私たちのような信仰をもつ物理学者にとって、過去、現在、未来の区別は、頑なまでに粘り強い幻想である。
ドイツ出身物理学者、アルバート・アインシュタイン(1879-1955)
 
 
 
過去に生きるな。未来を夢見るな。今の瞬間に集中しなさい。
仏陀(BC463-BC383)
 
 
 
たいていの人は、時は過ぎていくと信じている。
実際には、時は、それがある場所にとどまっている。
過ぎゆくという想念が、時と呼ばれているのだろうが、それは誤った想念である。
人は過ぎゆくものしか見えないので、
ある場所にとどまっているものを理解するのは不可能だからである。
道元禅師(1200-1253)
 
 
 
 時間というものは、横に流れていくようなものではなく、そもそも存在しないものですが、頭で考えてもこの感覚はわかりません。頭ではわかりませんが、祈りとともに暮らし始めると、「時間」や「空間」といったものを超えることがあります。
 
あれこれ考えるというのは、過去か未来のことに決まっていて、実は過去も未来もどこにも存在しない。発見できないもの、つかまえておけないもの。
 
 
この日、わたしのなかで、かなりハッとした気づきがありました。
人間の残酷さについて、ある人と話していたときに、ふと、「そうか!そういうことだったのか」と、はっきりわかったことがあったのです。
 
詳しくは、ちょっとここには書けませんが(レッスン8の段階だから、とも言えますし、言語化してもおそらく真意が伝わらないだろうと思える内容だからです)、その気づきがやって来たあとに、その場を見渡してみると、どう見ても「過去」にしか見えませんでした。
 
もう終わったことなのだという感覚が、はっきりとありました。「現在」は、ここにはないのです。ほんとうの「現在」とは、「永遠」のことだという感覚――。
 
 
さきほど引用した3つは、同じ本で紹介されているのですが、ちょうどいまその本を開いて読み進めていくと、素晴らしい箇所が見つかりました。
 
考えるのをやめることは、自我の終わりなので、自我は生きていくために、心配する必要があります。自我は問題を抱えていなければなりません。そうでなければ、自我は存在しないからです。永遠の中に問題は存在しません。自我にとってすべてが問題ですが、神は問題を抱えていません。
 
(『『奇跡のコース』を生きる 入門から実践まで』/ジョン・マンディ/香咲弥須子監訳/ナチュラルスピリット)
 
 
 
考えることを、やめたいです。
 
 
 
2018.5.8
 
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ワークブックレッスン日本語版は、
『奇跡のコース』のワークを学ぶ
ガイドブック1 わたしは何も知らない/
香咲弥須子/ナチュラルスピリットより
引用させていただきました。
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(ワークブックのレッスンでの気づきは、
4周目として取り組んでいるわたしの、
あくまでもごく個人的なものです)
 
 
 
A Course in Miracles(ア・コース・イン・ミラクルズ)には
テキスト編、ワークブック編、教師のマニュアル編があります。
日本語版は、中央アート出版、またはナチュラルスピリットから出ています。
 
ワークブックのレッスン内容の詳細については、ワークブック編をお読みください。
(こちらのブログでは詳細については記載しておりません)
 
 
 
その他のレッスン記録についてはこちらです。
 
 
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