『奇跡のコース』ワークブック・レッスンの気づきを綴っています

 

Lesson7:わたしは、過去だけを見ています。
 
 
これを目に見えているものに1つずつ当てはめていくと、
するするっと、以前貼り付けたわたしの思い(判断、ジャッジ)が剝がれていって
光の縁どりが見え始め、穏やかな気持ちになっていきました。
 
またあるときは、
「見る」ということが一種の防御であり攻撃であるようにも思え、
 
また別のときには
「見る」ことは「受け取らせていただく」こととして感じるときもありました。
 
 
あらゆるものが、残骸のように見えたときもありました。
まるで残骸だ、、と感じた自分に、「それは何の?」と問いかけてみたとき、
「攻撃の。」と答えが浮かんできて、
 
この世界は、攻撃のシンボル、そこここにあるものはその残骸――「残骸」と感じるのは、きっと、
これが「もう終わったこと」だからだとおもいますが――のようにしか見えなくて、
 
それが悲しいだとか、虚しいといった感情はなく、
ただ何もない、何の意味もないこれらを、どのように見るかだけなのだとおもいました。
 
どう見るか・・・。
もちろん、ホーリースピリットの目で見たい。
 
 
 
「見る」というのは、なんとなく、ちょっと(どころではなく?!)攻撃的なビームのような、
そんな感じがします。
 
たとえそれが、
「わあ、うれしい。お気に入りのお店で買った、このバッグ!見ているだけでうっとり」
なんてことを思って見ていたとしても。
 
あるいは
「ああ、なんてこの子はかわいいの」と、
わが子や、飼っているペットを眺めているのだとしても。
 
 
ほんとうのすがたを、まるで見ていないのだから。
 
だから、それは、「攻撃」に違いないのです。
 
 
 
1回目にワークブックのレッスンをしたときのメモが
持ち歩いていたガイドブックに書き込まれているのですが、
 
このレッスン7の最初のページには
「テキスト15.Ⅴ.1.3」とだけ書かれていました。
 
何が書かれていたんだっけと気になって開くと、
このような文章がありました。
 
 
あなたは過去の経験を基にして判断するので、判断は常に過去の上に成り立っている。判断は過去がなければ不可能となる。なぜなら、過去がなければ、あなたは何も理解できないからである。あなたは判断しようと試みることさえしないだろう。なぜなら、何についてであれ、それが何を意味するかを自分は理解していないということが、きわめて明らかになるからである。あなたはこれを恐れている。
(『奇跡講座 テキスト編』/中央アート出版より引用:第15章Ⅴ節、第1段落の一部)
 
 
 
ほかにも、興味深いところを見つけました。
 
 
エゴは時間について奇妙な概念をもっており、まずこの概念を疑問視することから始めるのが良いでしょう。エゴは過去に非常な投資をして、最終的には、過去が時間の唯一の意味のある側面であると信じています。エゴは罪悪感を強調することによって未来を過去と同じものにして、現在を回避し、自らの継続を確実なものにすることを思い出してください。未来において過去の代価を払うという概念によって、過去が未来を決定するものとなり、中間に介在する現在はなくなり、過去と未来が連続的につながることになります。というのは、エゴは現在を未来への短い過渡期であるとだけ見なし、その過渡期において現在を過去の言葉で解釈することにより、過去を未来へともっていくからです。
(『奇跡のコース 第一巻 テキスト/大内博訳/ナチュラルスピリットより引用:第13章第Ⅳ節第4段落)
 
 
 
(ちなみにA Course in Miraclesア・コース・イン・ミラクルズは、
日本語訳版としては『奇跡講座』と『奇跡のコース』が別の出版社から出ていますが、
どちらでも、ご自身のしっくりくるほうをお読みになるとよいとおもいます)
 
 
 
初めてこのレッスンをしたときの感想が走り書きされていたので読みましたが、
なんだかよくわからないことを書いていました。笑
 
きっと、混乱していたのだとおもいます。
それは・・そうですね。
 
 
 
鏡に向かって、心のうちで、これを言ってみました。
 
「わたしは、過去だけを見ています」
 
 
いったい、これは何だろう・・という気分。
 
わたしとは、誰だった?という感じ。
 
とてもこれが「わたし」とは思えない感じ。
 
 
あれ?ちょっと太ったかしらと、
すかさず自我の、どうでもよい考えが浮かんだり。
 
 
なんだか、少しも、「いま」にいる気がしないのでした。
 
 
 
2018.5.7
 
‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
ワークブックレッスン日本語版は、
『奇跡のコース』のワークを学ぶ
ガイドブック1 わたしは何も知らない/
香咲弥須子/ナチュラルスピリットより
引用させていただきました。
‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
 
 
(ワークブックのレッスンでの気づきは、
4周目として取り組んでいるわたしの、
あくまでもごく個人的なものです)
 
 
 
A Course in Miracles(ア・コース・イン・ミラクルズ)には
テキスト編、ワークブック編、教師のマニュアル編があります。
日本語版は、中央アート出版、またはナチュラルスピリットから出ています。
 
ワークブックのレッスン内容の詳細については、ワークブック編をお読みください。
(こちらのブログでは詳細については記載しておりません)
 
 
 
その他のレッスン記録についてはこちらです。
 
 
時折配信しています◎お気軽にご登録ください。