『奇跡のコース』ワークブック・レッスンの気づきを綴っています

 

Lesson5:わたしは自分が考えているような理由で動揺しているのではありません。
 
 
何か大きく動揺するようなことは
この数年、ほとんどなかったかと思いますが、
 
とても丁寧に1日、自分の思い、心を
観察していました。
 
ワークブックに
 
小さな動揺というものはありません。
どんな動揺も、同じようにわたしの心の平和を乱しています。

 
とあります。
 
『奇跡のコース』を学んで数年になりますが、
今では、この「小さな動揺」を見逃さないことが
ある意味、日課ようになっています。
 
シャッと一瞬隠そうとする思い、
ごく小さな揺れ、微かな反応といったものを
なかったことにしないことは、とても大事なことです。
 
 
面白いと思ったのは、「空腹感」です。
お腹が空いたと感じたとき、少しの揺れを感じていることに
気がつきました。
 
空腹を覚えるのは、ごく自然なことだとして見逃しがちな感覚ですが
よく観察してみると、やはりこれも平和を乱すものの1つだと気づきます。
 
何も、お腹が空いて苛立っているわけではないのですが、
落ち着かなさを感じているのですから、やはりこれも「動揺」なのです。
 
 
しかも、
「わたしが考えているような理由で動揺しているのではない」のだから、
食事するよりも、この「動揺」を、もっと見ていることのほうが
大事だと思えてきて、食事をせずに内観してみました。
 
気づいたことは、やはり、「これ(身体)がわたし」と思い込むうえで、
空腹感や疲労感などといったものは、かなり重要なものなのだろうということです。
むろん、エゴ(自我)にとっては、です。
 
ということは、こうした感覚は、「真の自己」を攻撃する(否定する)ことに
つながっているように感じられました。
本当は決して、「真の自己」を攻撃することなどできませんが。
 
どのようなことも、結局は、このアイデンティティの問題に
行き着いてしまうようです。
 
 
この日の夜は、自分の中で覆い隠していたものを
よく眺める――というより深く感じさせられることになりました。
ああ、こんな思いがあったのかと、気づかされました。
 
問題などどこにもないのに、何でもよいから問題を持っておきたい、
そのようなくだらない「仕組み」のあることに気づくと、
おかしさを感じますが、当人はひどく真面目に思い煩っているのだから
どうしようもありません。
 
どうしようもないからこそ、心から祈ります。
 
 
 
 
 
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ワークブックレッスン日本語版は、
『奇跡のコース』のワークを学ぶ
ガイドブック1 わたしは何も知らない/
香咲弥須子/ナチュラルスピリットより
引用させていただきました。
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(ワークブックのレッスンでの気づきは、
4周目として取り組んでいるわたしの、
あくまでもごく個人的なものです)