#017

学びのわかち合いコーナー

 

今回は、学びのプロセスに関して
書いてみたいと思います。

なおご紹介くださる場合は、このページのリンクを
お知らせいただけましたらと存じます。
(本文のコピーはできません©️)

  

この学びがどこに向かっているかと言うと
真の自己を思い出すこと、
幸せと平安なのですが、

たまにクラスで、その“目覚め”が
「今世では、間に合わないかも」と
感じてしまうことについて
お話になる方がおられます。

まだ学びの場を設けるようになって
たった7年ですが、
このように感じる方は少なくないようです。

もちろん、
時間を無駄にせずに真に学びたい、
ワンネスに戻れるよう
日々「ゆるし」のレッスンに取り組みたいと
思うことは大切なことですが、

もうこの年齢だし、
まだテキストが何を言っているのか
わからないままだし、

今世は・・
もう間に合わないかも・・と
落ち込む必要はありません。

 

分離を信じているという点において言えば
「学びが必要」なのですが、

実のところ、わたしたちは
どこにも行っていない、分離していないので

つまり、天国にいるまま、
神と永遠にひとつのままなので、

ある場所から別の場所に移動する、
というわけではないのです。

 

初めから、どこにも行っていませんでした、
すべては文字通り夢にすぎず、
わたしは神が創造されたままの神の子でした、
という認識を「悟り」と言います。

無論、頭でそう思っているだけの状態ではなく
一貫性が示されていることによって
明らかになるものです。
(要するに「学び」が全面的になった状態です)

 

1.なぜ天国を待ったりするのだろう。2光を探し求める者は、単に目を覆っているにすぎない。3その光は今、彼らの中にある。4悟りとは認識にほかならず、変化のことなどではない。

W-pI.188.1:1-4/『奇跡講座 下巻』
中央アート出版社

 

光は今、わたしたちの中にあります。

わたしたちは、聖なる神の子なのです。
すでに、そうなのです。

それ以外の何かであったことは
一度もありません。

つまり、どこにも罪がないのです。
何も起きていないのです。

神の意志のほかに意志はないのです。

 

コースの学びは、
だんだん聖なる神の子になっていく旅
などではなくて、

ずっと聖なる神の子のままだったという
その事実を、真実を思い出す旅、なのです。

実のところそれは、「今」でいいことです。
今、思い出せるはずのことなのです。

にもかかわらず、わたしたちは
先延ばしにしてきました。

 

自分とはこの身体である、
この個人的な存在であると信じ、

この世界がリアルだと信じ、
ここは幻想なのに「現実」などと
呼んできたのです。

ブッダもイエスも、
この世界が幻想だと気づきました。
この世界は実在していません。

 

そんな境地に、涅槃にたどり着くには
今世では間に合わない。

そう思えるかもしれませんが、

キリストと神にとって、百年や千年や、数万年でさえも、何だというのだろう。2彼らが訪れるとき、時間の目的は成就される。3彼らが訪れるとき、かつて一度も存在したことのなかったものが、虚無の中へと過ぎ去っていく。

T-26.IX.4.1:3/『奇跡講座 上巻』
中央アート出版社
emphasis mine

 
時間というものが実在すると信じて
焦っても意味がありません。

分離が起こっていないということは、
時間は存在していないということです。

実在していないことに関して、
なぜ焦る必要があるのでしょう。

 

そのようにしてこの人生を使うのではなく、
ただ素直に、「今、受け取ります」と
ホーリースピリットに助けを求めたいものです。

コツコツ続けてきて、
実相世界を垣間見ることが増えてきました。

「今、選びます」
「今、心に決めます」
「今、受け取ります」

この心でいることによって。
 

ヴィジョンで見える世界は、
確かに麗しいし、優しく、
静かに「すでに終わっている」ことを
受け入れられます。

この世界はすでに終わっている(T-28.I.1:6)、
すでにゆるされて(取り消されて)いるので、
非常に「静か」なのです。

 

“ほんの一瞬のうちに甦る自覚”(T-21.I.10:2)、
これを経験していきましょう。

これによって確信が増します。
わたしたちが、何であるかについて。

 

レッスン303 | 聖なるキリストが、今日、私の中に生まれる。

Blessings,

 

2022/7/23配信
©️2022 Sueyoshi Ai

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