#032

ACIMはじめてさん向けコーナー

 

今回は、難解と言われている
テキストとの向き合い方について
少し書いてみたいと思います。

なおご紹介くださる場合は、このページのリンクを
お知らせいただけましたらと存じます。
(本文のコピーはできません©️)

初めて『奇跡のコース』の序文を
書店で立ち読みしたときの感動というのか、
身体に光が走り抜けるような感覚と喜びを
未だに憶えていますが、

ページをめくって
第1章第1節、奇跡の原理に目を通したときは、
何を言っているのかまったくわからず、
だめだこりゃと思ったこともまた記憶しています。
  

今となっては、テキストの文章が
Jesusからのラブレターのように
感じられるのですが、

最初の頃は、理解不可能なもの、
それでいてとても気になるもの、でした。

 

 

高校生のときに、センター試験で
現代文と漢文は満点を取ろうと決め、
(古典はそこまで自信がなかったのです)

現代文で全問正解するために、
難しい評論をどう読み解けばいいのか
自分なりに研究(?)したのですが、

専門用語を知らなくても、
文章の内容がたとえ難解であっても

どんな内容であれ(美術史でも身体論でも)、
論旨を見失うことなく読解する方法を
見つけることに成功し、
(この頃からヲタですね、笑)

わかったぞ!ついに!と思って、
すべての過去問に
全問正解するぞチャレンジに挑んだのですが、
確かに全問正解することができ、

センター試験の本番でも
すべて正解することができました。

高校生のときの、この経験があったので、
わたしにとって「読めない文章はない」と
思っていたのです。

 

それがどうでしょう、
ア・コース・イン・ミラクルズは
読めないのです。笑

さすがに、「それ」・「これ」などは
何を指しているかわかりますが、

初期の頃は、
文章として何を言っているのか
つかめませんでした。

テキストを読み出した当初、
読書百遍意自ずから通ずと言うのだから
なんだったら文字通り100回読めばいい、
そう思っていました。

専用のノートを作って、
セクションごとに要点を整理して
メモすることをやってみた時期がありました。

でもこれは続きませんでした。
要点をつかめている気がしないし、
これで合っているんだろうかと疑問が湧いて
途中でやめてしまいました。

 

ア・コース・イン・ミラクルズは
学問ではありません。
 
受験勉強のように
取り組むものではないのです。

わたしたちはACIM博士を
目指しているわけではないし、
 
理論オバサン、理論オジサンになっても
まったく意味がありません(>_<)

 

コースを学ぶ上で、テキストを通して
理論を把握していくことは
確かに大事なことです。

テキストを読むことは、
コースを学ぶのであれば必須のことです。

けれども、テキストと向き合うとき、
これまでの勉強の仕方で接していたら
ほとんどうまくいきません

 

 

テキストは、愛のメッセージです。
麗しく、揺るぎのない、ラブレター。

イエスがわたしたちに寄り添い、
それでいて妥協のない、
嘘のない真っ直ぐさで

わたしたちを心から愛して
導いてくれようとしているのが
伝わってきます。

 

自我(ego)と同一視して読むと
なんだか自分のことを
責められているように感じられて

テキストを読み進めるのが
嫌になってくるかもしれないし、

あるいは
学習コンプレックスがあって、

自分の読解力が足りないから
テキストが読めないんだと
落ち込む方がおられるかもしれませんが、

わたしの例で明らかだと思いますが
読解力とはあまり関係がありません。

 

確かに、指示語、代名詞が
何を指しているのかわからないと
文脈を追うことができませんが、

何年も読み続けてわかったことがあって、

基本的なことをまず押さえておけば、

読めない!と嘆き落ち込むことなく
読めてる!と勘違いすることもなく
本当に読めるようになってくるのです。

(このことはテキスト精読クラスか
テキストの個人レッスンにてご説明)

 

まず大事なことは、
 
*受験勉強のように捉えないこと
ホーリースピリットと一緒に読むこと
*わからなくても焦らないこと
*急いでたくさん読もうとしないこと
ワークブックのレッスンと同時進行

この5つくらいかなと思います◎
 

とくにお勧めは、
いつもあちこちでお話していますが、

テキストを読む
ワークブックレッスンに取り組む

この2つを同時進行でやっていくこと。
(ワークブックは読み物ではありません)
 

いくら形而上学について語れても
聖なる瞬間は経験できないし、
ヴィジョンで見られるようにはなりません。

いくらレッスンだけやっていても
無自覚の層まで降りていくことはできません。
 

テキスト精読ワークブックの実践
この両輪によって
浅瀬から深海へと泳ぎ進むことが
できるようになります。

コースは、浅瀬雑学ではないのです。
深海に至り、そこで真にシフトできるよう、

かつての決断を覆す地点に戻って
ついにひっくり返ることができるよう
導いてくれるものなのです。

人生が180度ひっくり返ります
そういう根こそぎレベルの転換を
一緒に経験できればうれしいです^^

もちろん、焦らず緩やかに
自分に優しくありながら・・♡

 

テキストは、愛のメッセージ
 
言葉の奥にあるものを
受け取れますようにという心で
ゆっくり、ゆっくり・・読んでみてください。

一人でやらずに共に・・という方、
ぜひご一緒いたしましょう。
いつでも大歓迎です・.*

Blessings,

2022/3/5配信
©️2022 Sueyoshi Ai

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