随分と雨が降っています。今朝、コーヒー&読書タイムに入る前に、なんとなくYouTubeでオススメに上がっていたBGM動画のサムネが気になってかけてみました。
コメント欄を開いてみる感覚になったのでその通りにしたら、「あら不思議、生活音が輝いてきこえる」と書いている人がいて、なんだかおもしろく楽しく感じられました。
もし、誰の中にもいる、わたしたちのガイド、ホーリースピリットと共にあるなら、生活音は輝いて聞こえ、サイレンは祈りの呼びかけに聞こえ(神の愛と奇跡を確信する機会です)、何を見ても、何を聞いても、<一致>というシンボル以外にはなり得ない——そのような“仕合わせ”を受け取れます。
毎日は、そのようにして、紡がれていきます。
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ある人がスピーチの中で、疑問視することの重要性について語っていました(ちなみにACIMや自己啓発とは全く関係のないジャンルです)。その人が締めくくりに、この言葉を引用されていて、興味深く思いました。
We cannot solve our problems with the same thinking we used when we created them.
—— Albert Einstein
アインシュタインの言葉です。「わたしたちには、問題を生じさせたときと同じ考え方で、その問題を解決することはできない」。
ア・コース・イン・ミラクルズ(ACIM)の視点から言っても、同じことが言えますよね。これをコースの教えに即して考えてみます。
わたしたちには自分で作った問題を解決することができません。問題というのは、それがどんな形をとっているとしても、中身はすべて同じ、分離だということは、ワークブックのレッスンで明言されていますが、分離を信じているままの心が、問題を解決することはできません——というより、厳密に言うなら、すでに問題は“解決”されているということを理解することができません(このことは、レッスン79、80で触れられています)。
「わたしたちには、問題を生じさせたときと同じ考え方で、その問題を解決することはできない」。
問題を生じさせたときと同じ考え方——分離を前提として考える、どんな考えであっても(それがどんなに「キレイな」考え方であっても)、その考え方に正当性を与えたままでは、問題を解決することはできないのです。できません。不可能です。無理な話です。
解決できたかに見えても、せいぜい、一時凌ぎ。あるいは、その問題の形を、別の形にすり替えただけで、実際のところ、何も解決してはいない、ということばかりです。その証拠に、また、その問題が繰り返されるのでは? あとになって、また出てきてしまうのでは?
<問題解決>というのは、その問題が二度と生じてこないこと、なのだしたら?
自分にこれができると本気で思えるのか。堂々と世界に対して言えるのか。怪しいですよね。笑
お金に関する問題。体の健康に関する問題。人間関係における問題。どんな問題(の形に見えるもの)でもいいですが、二度と<問題>が繰り返されることがない状態に至れるとしたら、それを望むでしょうか。
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それはむろん可能なことですが(コースを学んで受け取れる贈り物です!)、今月のおたよりの締めくくりに、そのためにまず認識しておかなければならないことについて触れたいと思います。
ワークブックのレッスン135(『奇跡講座 下巻』/中央アート出版社)からの引用です。
15.自分のために計画する心は、未来の出来事を制御することに余念がない。2自分で自分自身の蓄えを作らない限り、どこからかそれが与えられるとは考えない。3時間は、未来に重点が置かれたものとなり、過去の出来事や以前に信じたことから得られる学びや経験によって制御されるべきものとなる。4そうした心は、未来の方向性を決めるのに必要なことを過去がすでに充分に教えてくれたという考えに基づいているため、現在を見落としてしまう。
16.だから計画する心は、変化を可能にすることを拒否している。2心が過去に学んだことが未来のゴールの土台となる。3過去の経験が、未来に起こることの選択を方向づける。4そうした心が理解していないのは、古い考え方や病んだ信念が継続することがないような、まったく過去とは異なる未来を保証するのに必要なすべては、今ここにあるということである。5現在の確信が道を決めるのだから、予想はいかなる役割も果たさない。
ここでアインシュタインの言葉をもう一度。「わたしたちには、問題を生じさせたときと同じ考え方で、その問題を解決することはできない」。イエスの言葉を借りてこのことを別な表現で示すなら、「真の問題解決のために、わたしたちは、まったく過去とは異なる未来を望む必要がある」のです。
過去(=問題を生じさせたときと同じ考え方)をそのまま引きずって、先へ持ち越して、そうして幸せでいようとすること(=自分のために計画する、防御すること)は無意味なのです。
過去(=自我の思考体系のすべて、自分のものの見方、自分が正当性を与えたすべての解釈)は、何も真に教えてはくれなかったと学ぶことがとても大切です。過去に少しでも力を見ているなら(病んだ信念でしかないものに正当性を与え、実在性を与えようとしているうちは)、真の解決を受け取ることができません(真の意味で幸せになることができません)。
まったく異なる未来を望むことです。問題を生じさせたときと、まったく異なった考え(=聖霊の思考体系)が必要です。そうでなければ、問題の解決を受け入れられません。
そして、素晴らしいことに、「まったく過去とは異なる未来を保証するのに必要なすべては、今ここにある」のです!
今、無防備でいることを選びたい。今、過去に学んだ、自我の思考体系に基づく(分離の信念を土台とした)すべての考え、自分のものの見方を放棄したい。そのための導き手が、すでにわたしたちを支えてくれているのだから、わたしたちはただ、素直に、「あなたに従います」と、<本気で>言うことだけです。
「わたしたちには、問題を生じさせたときと同じ考え方で、その問題を解決することはできない」。
この世界の中に<永続する幸せ>はありません。この世界のどこかに<救い>が隠されている、ということもありません。「外」に幸福も救済もありません。問題を生じさせたときと同じ考え方を抱いたまま、そのようなレベルで解決しようとしたって、幸せになろうとしたって、救われようとしたって、不可能なのです。
不可能なのに、それでも諦められないのだとしたら、ただ無益に年をとって死んでいきたいと言っているのと同じです。時間を無駄にしたい。人生をまるごと無駄にしたい。そうして嘆きと悲しみのうちに死んでいきたい。そう叫んでいるのと同じです。そして、そのように毎日叫び続けているなら、それが「叶って」しまいます。
どうして、過去とはまったく異なる未来を望まないのでしょう。どうして、問題を生じさせたときとはまったく異なる考え方を受け入れようとしないのでしょう。
問題を生じさせたときとはまったく異なる考え方。たとえば、テキスト(『奇跡講座 上巻』)からここを引用することができます。
二十一章Ⅱ2.これから述べることが、心眼(ヴィジョン)や幸福や、苦痛からの解放や、罪からの完全な脱出のために、あなたが為すべき唯一のことである。2ただ次のように言いなさい。ただし、ためらいなく、本気で言わなければならない。なぜなら、ここに救済の力があるからである。
3私が見ているものについての責任は、私自身にある。
4私が経験する感情を選択するのは私自身であり、私が達成したいゴールを決めるのも私自身である。
5そして私の身に起こるかに見えるすべては、私が求めて、求めた通りに受け取るものである。
6自分に対して為されることを前にして自分は無力であると、これ以上自分を偽るのはやめなさい。7自分が間違っていただけだと認めなさい。そうすれば、あなたの間違いの結果はすべて消え去るだろう。
(emphasis mine)
「わたしたちには、問題を生じさせたときと同じ考え方で、その問題を解決することはできない」。
もし、問題を生じさせたときとはまったく異なる考え方——投影が知覚を作り出す(自分の心が原因であり、世界はその結果である)——を学ぶ意欲を持つなら、そうして自分が見ているものの責任を認めて、問題を生じさせたときに密かに抱いていたゴール——”死にたい、キリストを打ち負かしたい”(S-3.II.1:6)を撤回し、達成したいゴールを“完全なる愛”(T-2.VI.7:7)と入れ替えるなら、かつて作り出してしまった「問題」の、真の<解決>を体験できます。それは、とてつもない解放の体験です。
今月のおたよりも、随分と長くなってしまいました。そろそろこのあたりで♡
2025年、ヴェリテの分かち合いがさらに深く濃くなっているのを感じています。みなさんの素晴らしいシェアを、全世界に配信したいくらいの気持ちです♡
そのくらい、みなさんの歩みが美しく、国際的に活動されている海外のティーチャーたちが自然と涙するほどです。こんなにも真摯に、丁寧に学び、日常の1つ1つを学びの道具としてホーリースピリットに使ってもらいながら<実践>しているお仲間の方々と毎日ご一緒できて、本当に幸せです♡
今月も引き続き、真摯に、そしてイエスのユーモアに触れて愉しく♡楽しく♡、解放の笑いのなかで、ますます軽やかになっていきましょうね♪
まだお会いしたことがない方々も、丁寧に豊かに学ぶお仲間と交流できるヴェリテのクラスにどうぞいらしてください♡
どなたでも大歓迎です💓とてつもない解放、真の問題解決のための心の扉を、どうぞ開いてください!
Blessings,
愛
2025.3.5配信
(繋がってくださっている方に毎月お送りしています)
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今後のイベント
春に次のACIMオンライン・キャンプを
予定しております、お待ちください♪
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お気軽に繋がってください♡
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