奇跡のコース』ワークブック・レッスンの気づきを綴っています
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Lesson135:もし自分を守るとしたら、わたしは攻撃されていることになります。

 

とても大事なレッスンです。

身体は防御を必要としていません。このことは、何度強調してもしすぎることはありません。もし心が、身体が果たすことのできない役目や、その能力を超えた目的や、身体が達成することのできない過大な目標を身体に割り当てて酷使しなければ、身体は丈夫で、健康でいるものです。

保護を必要とする「自己」は本物ではありません。価値などないし、わずかな防御でもする甲斐のない身体は、ただ、あなたとは完全にかけ離れたものであると知覚される必要があるだけです。そうすれば身体は、健康で役に立つ道具となり、心は、身体の実用性がなくなるまでそれを通して働きます。

 

「わたし=この身体」だと見ていたら、「この身体」をいつも守っていなければならないし、だからいつも不安を抱えていなければならない。それは、あまりにも苦しいことだなと思います。

生命保険に入ることや、健康管理に余念がないことなど(わたしは保険には加入していないし健康管理をしていませんが、笑)、あらゆることに気を使っていなければならないというのは、ひどく大変で、この世界では、「わたし=この身体」は「死」へとまっしぐらに向かっているのだから、毎日、いったい何をしているのだか、わかりません。

身体を守れば、あなたは自分の心を攻撃していることになります。自分の心に、身体の欠陥や弱さ、限界や欠乏を見ていると、身体は、そうしたことから救われなければならないと考えるようになります。あなたは心を、身体の状態から離れたものとして見てはいません。そして、心には制限があって、もろく、他の心と離れていいて、真の源とも隔たっているという考えから生じるあらゆる苦痛を、あなたは身体に負わせようとしています。

 

身体を守ることは、自分の心を攻撃することになるというのには、ハッとさせられます。身体を守ることが心を守ることにもなるのだと、そんなふうに教育するのが、一般的ではないでしょうか。

あなたが身体に提供する名ばかりの保護は、身体にまったく得るものがないだけではなく、ただあなたの心の悩みを増すだけです。あなたは癒していないどころか、癒しの希望を奪い取っています。

本当の健康とは何か、本当の癒しとは何のことなのか、全く理解していないということを突き付けられているように感じます。

健康については、テキスト(『奇跡講座 テキスト編』第8章/中央アート出版社)でこのように述べられているところがあります。

健康とは、愛をもたずに肉体を用いようとするすべての試みを放棄したことの結果である。健康とは、生命(いのち)についての正しい見方のはじまりであり、それは、自らが生命(いのち)そのものを代弁する声として生命(いのち)とは何かを知っている唯一の教師により導かれる見方である。

 

さて、このレッスンでは他にも重要な教えがありますが、それは

癒された心は計画を立てません。その心は、自らのものではない叡智に耳を傾けることによって受け取る計画を実行します。何をすべきかを教えてもらえるまで待って、それから行動に移ります。自分に割り当てられた計画を果たすには、自分はじゅうぶんであるということ以外、自分の何にも頼っていません。すべての者にとってよきことのために確立された、より偉大な計画に奉仕するための目標を達成する道のりに、どんな障害も起こり得ないと確信し、安心しています。

という箇所です(他にも、このあとかなり重要なことが述べられています)。

計画を立てない。

かつて小学生の頃から、計画を立てられるようにと学校で教育を受けてきましたが(ちなみに母は計画を立てられない性格なので、言われたことが一度もなく、父はそういったことにとやかく口出しする人ではないので、計画を立てるよう家で教育されたことは全くありませんでした)、

自ら始めた計画は防御にすぎず、それは全部、そのことに気づくことだけを目的としているのだと知覚するのは、おそらく簡単ではないでしょう。それらは、怯えている心が真実を犠牲にしても、自らの防御を企てようとする手段です。

このように書かれているのを見ると、考えさせられます。

ちょうどこの頃、ゆだねることについて考えていました。

 

今日のワークでは、

もし自分を守るとしたら、わたしは攻撃されていることになります。でも無防御なら、わたしは強くなるし、自分の防御が隠しているものを自覚できるようになります。

と言って、取り組むのですが、

ワークをしてみて、わたしが隠しているのは、わたしの永遠性、神聖性、神の子であるという真実、創造されたままだということ、そのものだと感じました。

それを隠すために、わざと自分が罪悪感を感じるような設定をつくって、どうでもいいような小さな問題から、対処に困るような大きな問題まで、さまざまなことを用意して、自作自演のドラマのなかで過ごしている・・そう思うと、ひどく滑稽です。

すべての問題はみな、それを癒しの機会とするのでない限り、まったく意味はないのだから、自分で計画を立てたり、コントロールしようとしたり、つまり防御しようとせずに、無防備になって、完全にゆだねたいと思います。

Blessings,
 
2018.9.12
 
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ワークブックレッスン日本語版は、
『奇跡のコース』のワークを学ぶ
ガイドブック5 神の教師/
香咲弥須子/ナチュラルスピリットより
引用させていただきました。
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(ワークブックのレッスンでの気づきは、
4周目として取り組んでいるわたしの、
あくまでもごく個人的なものです)
 
 
 
A Course in Miracles(ア・コース・イン・ミラクルズ)には
テキスト編、ワークブック編、教師のマニュアル編があります。
日本語版は、中央アート出版、またはナチュラルスピリットから出ています。
 
ワークブックのレッスン内容の詳細については、ワークブック編をお読みください。
(こちらのブログでは詳細については記載しておりません)
 
 
 
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