『奇跡のコース』ワークブック・レッスンの気づきを綴っています

 

Lesson2:わたしは見るものすべてに、自分にとっての意味を与えています。
 
 
部屋のなかのものについて
1つ1つ当てはめてみて気づいたことは、
 
モノに対して、
すでに何らかの「ストーリー」がある、ということです。
この服はあの日どこそこで買ったもの、というふうに
いきさつ、ストーリーも一緒に感じているモノがありました。
 
それに、さまざまなジャッジをしていることに
いやでも気づきます。
外にあるモノも、もちろんそうです。
 
たとえば「電車のつり革は汚い」。
なぜそれを「汚い」と思っているのかと言えば
過去にそのように教わった(?)ことがあるからで、
 
つり革を見た瞬間に
触ることに少し抵抗してしまう気持ちがあることに気づきます。
喜んで掴む、というふうにはなれません。
 
そういうとき、自分をこの身体だと思っている意識に
気づかされます。防御したい気持ちがあることにも。
 
 
人に対しても、モノに対しても
これまでに聞いたこと、経験したことをもとに見ているし、
 
何かしらの期待を持って見ていたり
何らかの役割(電気スタンドはその場を明るくするためのもの、など)を
同時に見ているように思います。
 
 
ちょっと自分のなかでドキッとしたことは、
 
「MADE IN JAPAN」の「JAPAN」の文字を見たときに
ほんの少し、安堵に似たものを感じたことです。
 
製造国をいちいち気にしたことはないのですが、
偶然、文房具に貼られたシールに書かれた
「MADE IN JAPAN」の文字を見たとき、
 
何と表現したらよいのでしょうか、
嬉しいというほどの気持ちはなかったけれども
ちょっとホッとする、少し良かったと感じる、
そのような気持ちがありました。
 
「MADE IN JAPAN」なら、壊れにくく、
きっと丁寧に作られているであろうというような、
そのような思いを、
 
その「JAPAN」の5文字を見た一瞬のうちに
感じ取っていることに気づいたのです。
 
 
このようにあらゆるものを見ているとき、
わたしは少しも恵みを受け取ることができていません。
 
何も見えていません。
 
 
前日の、
人差し指一本とボールペン一本の違いが気になって、
 
もう一度この日、
人差し指一本をゆっくり眺め、
ボールペン一本も同じように眺めてみました。
 
どちらにも、うっすらとした
光の縁取りが見えます。
 
ボールペン一本から、
感謝の思いを感じることができ
ゆたかな気持ちが拡がっていきました。
 
 
1つ1つから、本当に丁寧に
受け取らせていただくということを
重ねていきたいとおもいます。
 
 
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ワークブックレッスン日本語版は、
『奇跡のコース』のワークを学ぶ
ガイドブック1 わたしは何も知らない/
香咲弥須子/ナチュラルスピリットより
引用させていただきました。
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(ワークブックのレッスンでの気づきは、
あくまでもごく個人的なものです)